2025-11-17 コメント投稿する ▼
立花孝志逮捕でNHK党唯一の国会議員・斉藤健一郎氏も離党 党首解任案流出の責任
容疑は2024年12月の街頭演説で竹内氏について「警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」と発言し、さらに2025年1月の竹内氏の死亡後にも「明日逮捕される予定だった」などとSNSや応援演説で虚偽情報を発信したというものだ。
立花氏逮捕で激震
NHK党、国会議員ゼロで存亡の危機 斉藤副党首も責任取り離党
立花孝志容疑者の名誉毀損での逮捕という衝撃的な事態を受け、政治団体「NHKから国民を守る党」(NHK党)が存亡の瀬戸際に立たされている。11月17日、党唯一の国会議員だった斉藤健一郎参議院議員(44歳)が離党を表明し、同党の国会議員は完全にゼロとなった。党首解任案の情報流出への責任を取るとした斉藤氏だが、その背景には党内の深刻な分裂があり、政治団体として機能不全に陥るリスクが高まっている。
国会内で記者会見した斉藤氏は、「NHKのスクランブル化に向けた立花党首との政策連携は変わらない」と述べながらも、党務からは完全に手を引く姿勢を鮮明にした。立花氏から預かった議席として、議員辞職については同氏の釈放後の指示を待つとしている。
名誉毀損逮捕の衝撃と党首解任騒動
立花孝志容疑者は11月9日、2025年1月に自殺で亡くなった竹内英明元兵庫県議に関する虚偽情報を拡散したとして名誉毀損容疑で逮捕された。容疑は2024年12月の街頭演説で竹内氏について「警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」と発言し、さらに2025年1月の竹内氏の死亡後にも「明日逮捕される予定だった」などとSNSや応援演説で虚偽情報を発信したというものだ。
兵庫県警はこれらの発言を「事実無根」と完全否定しており、立花氏は供述で「発言したことは間違いない」と事実関係は認めている。竹内氏は兵庫県知事の斎藤元彦氏の疑惑告発文書問題を追及する百条委員会の委員だったが、誹謗中傷を理由に2024年11月に辞職し、翌年1月に50歳で自殺した。立花氏は斎藤知事を応援する目的で知事選に出馬し、竹内氏らへの批判を展開していた。
この逮捕を受けて14日の役員会で党首解任案が検討されたが、斉藤氏らが肯定的な考えを示した一方、浜田聡前参議院議員らは否定的な立場を取った。この内部対立の最中、解任案の検討が外部に流出し、SNS上で支持者の分断が生じる事態となった。
「立花党首逮捕は残念だけど、組織としてしっかり対応すべき」
「解任とかじゃなくて、党として一致団結すべき時でしょう」
「斉藤議員の離党は理解できるが、NHK党が空中分解するのは困る」
「これでNHK党も終わりか。立花氏の責任は重大だ」
「浜田聡さんが看板になれば党の価値も高まると思う」
異色の経歴を持つ斉藤氏の決断
斉藤健一郎氏は1980年兵庫県尼崎市生まれで、神戸弘陵学園高校から奈良産業大学法学部に進学した。大学卒業後は飲食店経営などを経て、2017年に堀江貴文氏の運転手兼秘書として政治の世界に関わるようになった。2022年参院選でNHK党から比例代表で立候補したが4位で落選、2023年3月にガーシー元議員の除名を受けて繰り上げ当選した。
現在も堀江氏が私設秘書を務めるという珍しい関係で、政治活動を続けてきた。今年10月には自民党参院会派に入会し、「自由民主党・無所属の会」のメンバーとなっていたが、党首逮捕を受けた混乱の責任を取る形で離党を決断した。
斉藤氏は浜田聡前参議院議員について「NHK党の看板になれば、NHK党の価値も高まる」と評価を示し、同氏が「NHK党イズム」を体現していると述べた。浜田氏は東京大学と京都大学医学部出身の医師で、2025年7月の参院選で落選するまでNHK党の政策を担ってきた実力者だ。
政治団体としての存続に黄信号
立花氏は過去にもNHK受信契約に関する威力業務妨害罪で懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決が確定しており、今回は執行猶予中の再逮捕となった。法曹関係者からは「2年以上の実刑になる可能性が高い」との見方も出ており、党首として長期間活動できない状況が続く可能性がある。
国会議員を失ったNHK党は、政党要件も満たさない小さな政治団体となり、政治資金の確保や組織運営に大きな困難を抱えることになる。2019年の参院選で初議席を獲得して以来、立花氏の強烈なキャラクターと発信力で注目を集めてきたが、その看板を失った今、党の存続自体が危ぶまれている。
NHKのスクランブル放送実現という一点で結束してきた党だが、党首逮捕という事態を乗り越えられるかは、残された幹部らの手腕にかかっている。浜田氏をはじめとする党幹部が新体制を構築できるか、それとも事実上の解散に向かうのか、注目が集まる。