2025-07-26 コメント投稿する ▼
西日本の“命の声”を国会へ届ける白川容子氏が初当選 ケア労働や女性の声に政策転換を訴え
白川容子氏、17県の声を背負い初当選
今夏の参院選で初当選した白川容子氏は、四国4県から西日本17県へと活動範囲を広げた中での挑戦だった。医療現場出身という経歴を持ち、「命の声を国会へ届ける」という強い信念を胸に、厳しい猛暑のなかで地道な支持拡大を積み上げてきた。
白川氏は「体力的にも精神的にも『本当に務まるのか』と不安でいっぱいでしたが、命を軽んじる政治に怒りを持つ人たちに背中を押されました」と語る。
人口規模も政策課題も多様な17県を走り回り、各地で住民の声を拾ってきた白川氏。病院や介護現場の人手不足、小学生が「おかわり禁止になった」と訴える食の困窮、そして「このままでは廃業」と語る経営者の声。その一つ一つが「命の声」であり、それらを「必ず国政に届ける」と彼女は誓っている。
自公与党を減らすも、排外主義勢力が拡大
今回の選挙では自公与党を少数に追い込んだが、一方で自民党の補完勢力や排外主義を掲げる政党が議席を伸ばした現実もある。「激動の情勢。これまで以上に草の根の運動と国会を結び、闘い抜く必要があります。ぜひ支えてほしい」と訴える白川氏。
比例代表で5人全員の当選を目指したが、結果は3議席にとどまり、「複雑な思いが残る」と率直に語る。一方で、選挙区の報告で地域を回るたびに、「頑張ってくれてありがとう」「次は地元でももっと票を」との期待が寄せられ、責任の重さを痛感したという。
「女性の声が政治に届かない社会」でいいのか
政見放送では「女性の声が政治に反映されない社会でいいのか」と問題提起した白川氏。特に、出産を前提とした婚活政策や、「若い女性は大学に行かず子どもを産め」といった発言には、はっきりと異議を唱えた。
街頭演説やSNS上では若い女性からの共感の声も多く、「女性議員こそ必要」「あなたに期待している」といった声に勇気づけられたという。
「白川さんの政見放送、胸に刺さった。これが政治家の言葉だ」
「“女は子ども産めばいい”みたいな価値観にNOと言ってくれてありがとう」
「現場の声を聞ける議員が増えてほしい」
「初当選おめでとう!西日本の希望です」
「この国に必要な議員。本当に応援してる」
ケア労働の待遇改善を最優先に
白川氏は、与党とその補完勢力が進める医療費4兆円削減に強く反対の立場をとっている。とくに、病床削減や保険外し、終末期医療の自己負担化といった政策には「命の切り捨てにつながる」と警鐘を鳴らす。
「ケア労働は社会のインフラです。まずここに光を当て、待遇改善を進めることが経済の回復にもつながります」と語る。加えて、選択的夫婦別姓や同性婚といった長年棚上げされてきた人権課題にも取り組む構えだ。
ただし、我々はこのような政策が特定のイデオロギーだけに偏らぬよう、真に国民生活に資するものなのかを厳しく見極める必要がある。減税などによる実質的な生活支援や、経済成長を後押しする政策こそ、政治の本筋であるべきだ。
国会に届いた西日本の“命の声”をどう活かすか
「負けるのは、あきらめた時」。白川氏が沖縄で聞いた言葉だ。現場に根差したこうした声を、今度は政策に昇華できるかが問われている。女性、子育て世代、医療現場、教育現場、農業・漁業の現場など、西日本各地で拾った無数の声に、白川氏はどう応えていくのか。
国民の目は、初当選したばかりのこの議員の一挙手一投足に注がれている。