2025-09-26 コメント投稿する ▼
HIV感染者994人に増加、3人に1人がエイズ発症 政府の検証不足と説明責任問う声
治療薬の継続的な服用で発症を抑制することが可能ですが、診断が遅れるとリスクは高まります。 特に、発症してから初めて感染が判明するケースが増えており、検査の遅れが要因とされています。 しかし、診断が遅れると治療効果が十分に得られないことがあり、合併症のリスクも高まります。
エイズ、じわり増加…感染判明の3人に1人が発症
厚生労働省のエイズ動向委員会は2025年9月26日、2024年に新たにHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染が判明した人が前年から34人増えて994人になったと発表しました。2年連続の増加です。うちエイズを発症していた患者は332人で、感染判明者全体の33.4%を占め、過去20年で最も高い割合となりました。
HIVは主に性行為や血液を介して感染し、感染後は数年から10年程度の無症状期間を経て発症します。治療薬の継続的な服用で発症を抑制することが可能ですが、診断が遅れるとリスクは高まります。厚労省は「発症を防ぐには早期診断と治療が不可欠だ。感染リスクのある人は保健所や医療機関で検査を受けてほしい」と呼びかけています。
統計にみる傾向と課題
2023年の新規感染者は960人で、2024年は再び増加しました。報告数全体は20年前に比べれば低水準ですが、近年の増加傾向が注目されています。特に、発症してから初めて感染が判明するケースが増えており、検査の遅れが要因とされています。
感染経路では、国内例が大半を占め、男性間での性的接触が中心です。女性例や異性間感染も少数ながら報告されており、社会全体への啓発が引き続き重要です。診断時点で免疫機能が大きく低下している患者も少なくなく、発見の遅れが医療上の課題として浮かび上がります。
早期診断・治療の重要性
発症予防の最大のポイントは、無症状の段階で感染を特定し治療を開始することです。抗HIV薬を適切に使用すれば、エイズ発症を防ぎつつ長期間健康を維持できます。しかし、診断が遅れると治療効果が十分に得られないことがあり、合併症のリスクも高まります。
そのため、無料かつ匿名で受けられる保健所の検査体制を強化する必要があります。コロナ禍で検査数が激減し、その後も十分に回復していない現状は深刻です。夜間や休日に検査を拡充する取り組み、性感染症と一体的に対策を進める方針が議論されています。
政府対応と説明責任への疑問
今回の発表は数値として感染者・患者数を明らかにしましたが、なぜ感染や発症が増加したのかの詳細な検証は十分に行われていないとの指摘も出ています。感染経路の変化や検査体制の地域差、予防啓発の不足といった要因分析が政府から十分に示されていないのです。
一部の専門家や市民からは「政府が積極的に要因を説明しないのは、都合の悪い理由があるからではないか」との疑念も上がっています。検査数低下だけでなく、保健所機能の縮小や性教育の遅れなど政策的課題に踏み込んだ分析が欠けていることが背景とみられます。
「発症者割合が過去最高なのに、要因分析がほとんどないのは不安」
「検査減少だけで説明しているのは簡単すぎる」
「政府にとって不都合なことを隠しているように見える」
「感染経路や世代ごとの傾向をもっと公表してほしい」
「エイズ対策の優先度が下がっているのではないか」
こうした国民の声に政府がどう応えるかが今後の課題です。感染者数の数字を示すだけでなく、背後にある原因を解明し、再発防止に向けた政策を示すことが政治の責任といえます。