2025-05-16 コメント投稿する ▼
「年金改革法案は骨抜き」山添拓氏が指摘 最低保障年金の導入や抜本改革を求める
年金改革法案、「骨抜き」との批判 山添氏が指摘
日本共産党の山添拓政策委員長は、政府が閣議決定した年金改革法案について、「核心部分を欠いた中身だ」と厳しく批判した。山添氏は16日の記者会見で、「この法案は、物価高騰や賃金の伸びに対し年金給付を抑え込む仕組みで、現行の『マクロ経済スライド』が続く限り、多くの年金生活者や将来世代が安心して暮らせる保障はない」と訴えた。
年金受給者と将来世代への影響
山添氏は、年金改革法案が現役世代や将来世代への負担を増やす一方で、最低保障年金制度や年金積立金の計画的な取り崩しといった抜本的な改革には踏み込んでいないと指摘。「物価が上がり続けても、年金は増えず生活が苦しくなる一方だ。これでは『百年安心』とは言えない」と語った。
基礎年金底上げ案が消えた背景
当初検討されていた基礎年金の底上げ案は、厚生年金の積立金を活用し、全ての年金受給者への支援を拡充する内容だった。しかし、この案は財源問題や厚生年金受給者の反発を受けて見送られた。山添氏は「支援が必要な人々にこそ手を差し伸べるべきだ」と強調し、国会での論戦を通じてさらなる改善を求める姿勢を示した。
ネットの反応:不安と疑念の声
ネット上でも、この年金改革法案に対する不安や批判が多数寄せられている。
「年金を守るはずの改革なのに、実質は給付削減。これでは年金生活者が安心して暮らせない。」
「マクロ経済スライドが続く限り、現役世代も将来世代も苦しいだけ。」
「最低保障年金って話はどこに行ったの?」
「結局、負担を増やすだけで、生活の支えにはならない。」
「山添さんの指摘は正しい。政府はもっと本気で改革を考えてほしい。」
本質的な議論を求める声
山添氏は最後に、「政府は国民の暮らしに直接関わる年金制度をどう守るのか、その本質的な議論を避けている」と述べ、引き続き国会で問題提起を続ける姿勢を強調した。年金改革が将来の生活をどう支えるのか、真摯な議論が求められている。