2025-04-18 コメント: 1件 ▼
立民、大阪選挙区に新人弁護士・橋口玲氏を擁立へ 国民は足立康史氏の擁立を断念
参院大阪選挙区:立憲民主党が新人弁護士を擁立へ、国民民主党は足立康史氏の擁立を断念
2025年夏の参議院選挙に向け、立憲民主党(以下、立民)は大阪選挙区(改選数4)で新人の弁護士・橋口玲氏を擁立する方向で最終調整に入った。一方、国民民主党(以下、国民)は、同選挙区での足立康史元衆院議員の擁立を断念した。これは、連合(日本労働組合総連合会)の強い反発を受けたためである。関係者が4月18日に明らかにした。
立民、橋口氏を擁立へ
立民大阪府連は、弁護士の橋口玲氏を大阪選挙区の候補として擁立する方向で最終調整を進めている。近く党本部に公認申請を行う予定で、連合も橋口氏を推薦する見通しである。立民は当初、連合の意向を踏まえ、国民と候補者を一本化する前提で調整を進めていたが、足立氏の擁立が浮上したことを受け、独自候補の擁立方針に転じた。
国民、足立氏の擁立を断念
国民は、足立康史元衆院議員を大阪選挙区で擁立することを検討していたが、連合からの強い反発を受け、擁立を断念した。足立氏は、日本維新の会所属当時に労働組合批判を繰り返しており、連合が支援に難色を示していた。国民幹部の意向でいったんは擁立が固まったものの、連合傘下の産業別労組出身議員から異論が相次いだという。
連合の影響力と今後の展望
今回の動きは、連合の影響力の大きさを示している。連合は、労働組合の全国組織であり、選挙においては候補者の推薦や支援を行うことで知られている。特に大阪選挙区では、連合の支持を得ることが当選への鍵となる。立民は、連合の支持を得ることで、選挙戦を有利に進める狙いがあるとみられる。
一方、国民は、連合との関係を重視しつつも、独自候補の擁立方針を堅持する構えである。今後、他の選挙区での候補者擁立や、選挙戦略の見直しが注目される。
- 立民は大阪選挙区で新人弁護士・橋口玲氏を擁立へ最終調整。
- 国民は足立康史元衆院議員の擁立を連合の反発で断念。
- 連合は橋口氏を推薦する見通し。
- 立民は当初、国民との候補一本化を模索していたが、独自擁立に転換。
- 国民は独自候補擁立の方針を堅持する構え。
今後、各党の選挙戦略や連合との関係性が、大阪選挙区の選挙結果に大きな影響を与えることが予想される。