2025-06-04 コメント投稿する ▼
岩屋外相、韓国新大統領の名前を誤読 外交配慮欠く発言にネットで波紋広がる
岩屋外相、韓国新大統領の名前を誤読 外交舞台での発言に慎重さ求められる
岩屋毅外相が6月4日の衆院外務委員会で、韓国の次期大統領・李在明(イ・ジェミョン)氏の名前を「イ・ジョミン」と誤って発言し、立憲民主党の小熊慎司議員から指摘を受けた。発言の修正後、岩屋氏は日韓関係の重要性を繰り返し強調したが、外交トップの発言として慎重さが問われる場面となった。
韓国新政権との連携強調も、誤読が影
岩屋氏は答弁の中で、韓国の政権交代を受け「日韓関係は、地域の安定と国際的課題に共に取り組む重要なパートナー」と述べたうえで、新政権との対話継続を強調した。しかし、その直後に「イ・ジョミン新大統領」と複数回誤って呼び、小熊氏から「名前を間違えると信頼関係に関わる。注意してほしい」と穏やかながらもくぎを刺された。
岩屋氏はすぐに「イ・ジェミョン、大変失礼しました」と訂正し、李在明氏の政策姿勢にも言及しながら、関係構築の意欲をあらためて表明した。
過去にも繰り返された“名前ミス” 政府の教訓となるか
実は閣僚による外国要人の名前の読み間違いは今回が初めてではない。2018年には当時の財務相がカナダ首相の名を言い間違え、国際メディアの話題になったこともある。特に日韓間では歴史認識や外交的なやり取りが敏感に受け止められるため、小さなミスでも大きく報じられる。
外務省内では「事前レクの徹底が不十分だったのでは」との声もあり、今後の危機管理の在り方が問われる。
ネットユーザーも苦言「基本がなっていない」
X(旧Twitter)やFacebookなどでも、この発言について多くの反応が投稿されている。
「名前の読み方を間違えるなんて、外相失格じゃないか」
「人の名前を間違えるのは失礼極まりない。相手は大統領だぞ」
「せっかく良いことを言っていても、名前間違えたら全部台無し」
「こういう初歩的なミスが外交に火種を落とす。もっと注意してくれ」
「岩屋氏は誠実そうだが、詰めが甘い印象を与えてしまった」
外交の信頼は細部に宿る 岩屋氏の対応次第で挽回なるか
今回の件は、外交における「言葉の重み」と「細部への配慮」の重要性を改めて示すものとなった。岩屋氏自身は誤りをすぐに認め訂正し、関係強化の意思も明確にしたことで、事態は大事に至らなかった。しかし、外相という立場においては、どんな小さな言い間違いも外交上の波紋を広げかねない。
今後、岩屋氏がどのように信頼の回復と日韓の外交安定に尽力するかが注目される。