2025-04-17 コメント投稿する ▼
G7外相会合で喫煙所を“特注”設置 岩屋外相のマイペース外交に国内外から批判の声
G7外相会合の舞台裏で何が? 岩屋外務大臣、喫煙所設置や夕食会欠席に批判
外交の大舞台で、日本の外相が思わぬ“素顔”を晒していた――。3月にカナダで開かれたG7外相会合に出席した岩屋毅外務大臣(67)の振る舞いが波紋を呼んでいる。外交成果を強調する一方で、その裏側では「たばこ」への執着と、外交官らしからぬ行動が次々と明るみに出た。
禁煙ホテルに“特別仕様”の喫煙所
会合が開かれたのは、ケベック州シャルルボワの山間にあるホテル。原則敷地内禁煙だが、岩屋大臣のために喫煙所が“特別設置”された。残雪が残る時期だったこともあり、滑らないようにと赤いカーペットまで敷かれたという。
空港から会場まではおよそ3時間。途中、たばこ休憩のために教会に立ち寄るという異例のスケジュールも組まれていた。
ある政府関係者はこう語る。
「外交日程で岩屋さんが最も気にするのは、『どこでたばこが吸えるか』。これは霞が関でも有名な話です」
ジョリー外相の夕食会を欠席、記者たちと“懇親会”
12日の夜、カナダのメラニー・ジョリー外相は各国外相を招いた夕食会を開いたが、岩屋大臣は姿を見せなかった。代わりに、同行の記者や秘書官とともに別の場で食事をとったという。
「夕食会は公式会議とは違って、リラックスした雰囲気の中で本音のやり取りができる貴重な機会。政策の裏側を探る場でもあり、各国とも非常に重視しています。そこに出ないというのは、もったいないし、やる気が疑われますよ」と話すのは、元外交官の山上信吾氏だ。
外務省は「岩屋大臣は歓迎レセプションに約1時間出席し、各国外相との親睦を深めた」と説明しているが、夕食会の欠席には釈然としない声も多い。
英語への苦手意識が背景?
さらに別の政府関係者は、岩屋氏の「英語への苦手意識」が非公式行事への消極的な態度につながっていると明かす。
「通訳を介さないとスムーズな会話が難しいため、会話中心の場は敬遠しがち。外交官としては厳しい課題ですね」
外交成果はあったが…
一方で、ジョリー外相との会談では、安全保障情報を共有する「情報保護協定」の締結で合意するなど、一定の成果は挙げた。だが、米国のルビオ国務長官との会談では、日本が対象となっている追加関税の撤回を求めたものの、手応えは乏しかった。
“たばこ最優先”に批判の声
今回の行動に対し、国内では「外務大臣としての自覚に欠ける」との批判が強まっている。
「外交の場では、見えないところでの立ち居振る舞いも見られています。喫煙所をねじ込んだり、非公式な交流を避けたりする姿勢は、日本の評価を下げかねません」(永田町関係者)
外交の最前線に立つ外務大臣の行動は、日本の印象そのものを形作る。岩屋氏の今回の“マイペース”な振る舞いに、国民も決して無関心ではいられない。