2025-01-31 コメント投稿する ▼
【自民党裏金問題】末松・高橋両氏が参院政倫審で弁明、山下議員は森元首相に真相解明を求める
■末松信介元文部科学相の弁明
末松氏は、安倍派事務局からの指示で、パーティー券販売ノルマ超過分計584万円(2018~2022年)を政治資金収支報告書に記載しなかったと説明しました。また、2017年以前の不記載額については資料を処分したとして明らかにしませんでした。
■高橋はるみ元北海道知事の弁明
高橋氏は、事務所のコミュニケーション不全で自身は知らなかったと弁解しました。しかし、ノルマの金額も分からず、違法性の認識についても当時の秘書に「確認していない」と述べました。
■山下芳生議員の追及
日本共産党の山下芳生議員は、自民党議員の証言から裏金システムは1996~2000年に作られたと推察し、この間に派閥の会長を長く務めていた森喜朗元首相と末松氏は同じ文教族で懇意だとして、末松氏から森氏に真相を直接聞くよう迫りました。しかし、末松氏は「(森氏は)政治から離れ民間人で立派な大先輩」だなどと述べ、真相解明に背を向けました。
■自民党の対応と今後の課題
自民党は、裏金問題の真相解明に向けた取り組みが不十分であるとの指摘がなされています。山下議員は、党をあげて自民党執行部が真剣に全容解明にあたるべきだと主張しています。また、裏金づくりが発覚して2年たってもなお16人全員が「知らなかった。関与していなかった」と弁明していることを「あまりに無責任だ」と批判しています。
今後、派閥幹部や事務方を含めた責任ある人々の国会招致が不可欠であり、真相解明に向けた具体的な行動が求められています。