北口つよし氏、都政で物価高と災害に立ち向かう　葛飾区都議選で再選へ全力

北口つよし氏、物価高に挑む現職の実力派　葛飾区都議選で再選を狙う

東京都議会議員選挙（6月22日投票）を前に、葛飾区（定数4）は激戦区の様相を呈している。そうした中、現職の北口つよし氏（公明党）は、都内全域の生活支援策をリードしてきた実績を武器に、2期目の当選を目指して全力を注いでいる。

物価高に対応した実効性ある支援策

北口氏が特に力を入れてきたのは、生活の足元を支える物価高対策だ。今夏の猛暑を見越して、「都内全家庭を対象に水道基本料金を4カ月間無償化する」という施策は、都議会でのリーダーシップを発揮した成果のひとつだ。単なる打ち上げ花火でなく、都の財源と制度設計を見直しながら実現にこぎ着けたこの施策は、広く住民の評価を集めている。

また、給食費の無償化や、高校3年生までの医療費無料制度、高校授業料の実質無償化など、子育て世代への支援も拡充。家計に直接届く政策の数々は、コロナ禍や物価高で疲弊した家庭にとって大きな助けとなっている。

防災・環境政策でもリーダーシップ

葛飾区は中川や新中川に囲まれ、災害リスクが高い地域でもある。北口氏は、こうした地域事情を踏まえ、護岸の耐震補強工事や、災害時における障がい者や高齢者の個別避難支援計画の整備など、安全対策にも重点を置いてきた。

環境面では、再生可能エネルギーを活用した「グリーン水素」の導入支援に携わり、東京の脱炭素化とエネルギー自立にも貢献。目先の人気取りにとどまらず、将来世代のための投資にも目配りをしている。

現職の重みと、新興勢力の猛追

葛飾区では、自民党が候補を一人に絞って堅実にリードを保っており、残る3議席をめぐって激しい争いが続いている。北口氏もこの中にあって、支持層の拡大に向けてフル回転だ。立憲民主党、共産党、国民民主党の現職がひしめく一方で、都民ファーストの会や新興政治団体の新人たちが、SNSや街頭で積極的な発信を展開し、現役世代を中心に支持を伸ばしている。

北口氏にとっては、これまで支えてきた後援会だけでなく、幅広い年齢層、職業層との接点を広げることが再選の鍵となる。「全人脈への猛拡大が必要」という陣営の危機感も現実味を帯びている。

北口氏が訴える「都政は生活者目線で」

選挙戦の中で北口氏は、「都政は誰かのための舞台ではなく、すべての都民の生活を守るためのものだ」と語りかける。「生活の小さな不安や負担を見逃さず、確実に取り除く。それが都議の仕事」と話すその姿勢に、地域住民からは共感の声が少なくない。

特に、物価高に苦しむ現場の声にいち早く反応し、制度化までこぎ着けてきた実行力は、他の候補とは一線を画している。


* 北口つよし氏は、公明党所属の現職都議で、防災・子育て・物価高対策に実績。
* 水道基本料金4カ月無償化、給食費無償化、医療費・高校授業料の無償化など、生活直結の施策を実現。
* 防災・再生エネルギー政策でも先頭に立ち、長期的な地域課題にも取り組んできた。
* 混戦の中、再選には支持層の拡大と新たな有権者層への浸透が鍵となる。