2025-06-09 コメント: 2件 ▼
村上総務相「ペットは娘や息子よりも大切」 災害時のペット同行避難に自治体と連携強化へ
ペットは「家族以上」 村上誠一郎総務相が熱弁
6月9日、参院決算委員会で村上誠一郎総務相が「ペットは実の娘や息子よりありがたい」と発言し、ペットの災害時同行避難に関する強い思いを語った。この答弁は、日本維新の会・串田誠一氏の質問に応じたもので、ペットを「家族以上」と位置づけ、災害時の避難政策に対する新たなアプローチを表明した。
村上氏は「ペットはかけがえのない存在であり、私にとっては実の娘や息子よりもありがたいと感じている」と語り、委員会内で笑いが起きると、「これは笑い事ではありません」ときっぱり。「共に暮らしている存在を置いていくのは人道に反する」と強調した。
愛媛での事例を紹介、同行避難の現実味
村上氏は、地元・愛媛県今治市で3月に発生した山林火災に触れ、「ペット専用の部屋を用意した避難所があった」と具体例を紹介。「人と動物が共生する社会の実現に向けて、総務省として自治体としっかり連携していきたい」と力強く語った。
この発言は、被災時の「同行避難」の重要性を再認識させるものであり、避難所におけるペットの受け入れ体制整備が急務であることを示している。
再三の涙ながらの訴え、ぶれない姿勢
村上氏は4月9日の参院決算委でも、串田氏からの同様の質問に対し、「ペットの存在に何度も救われてきた」と語り、涙声になる場面があった。今回も感情のこもった発言で、国会内外に強い印象を与えた。
ネットでは賛否両論、「本音に共感」「順番おかしい」
SNSでは村上氏の「ペットは娘や息子よりありがたい」という表現が大きな話題となっている。
「泣ける。動物と暮らしたことがある人なら、村上さんの気持ちわかるよ」
「行政のトップがこれを言ってくれるのは心強い。災害時の対応、期待してます」
「ペット同行避難、大事。でも“娘より”は余計じゃないか?」
「避難所でペット連れが肩身狭い現状、変えてほしい」
「この言葉、炎上しそうだけど、実は本音だよね。高齢者や一人暮らしにとっては命綱」
多くの共感を呼ぶ一方で、「実の子よりペット」という表現に驚く声や懸念も見られた。
同行避難に関する制度整備は進んでおらず、現場の自治体によって対応がまちまちなのが実情。避難所に動物を受け入れるスペースやルールの標準化が求められている。
村上氏の姿勢は、ペットとの共生に配慮した防災政策の実現へ向けた一歩として注目される。今後の具体策の展開が期待される。