2025-02-11 コメント投稿する ▼
新年度予算案、必要なら修正も検討 小野寺政調会長が柔軟姿勢を強調
小野寺政調会長の発言の背景
小野寺氏は、「これまでは自民・公明両党で過半数を持っていたため、私たちが決めれば多数決で必ず成立したが、今は違う。国会に提出したあとでも中身の議論をして修正できるものは修正していく」と述べ、少数与党としての立場を認識し、柔軟な対応を取る意向を示した。
野党からの修正要求
新年度予算案の審議において、野党からは以下の修正要求が出されている。
・高校授業料の無償化
・社会保険料の負担軽減
・「103万円の壁」の見直し
特に維新の会は、子ども一人からの大学無償化を主張しており、与党が提案する多子世帯(扶養家族が3人以上)の大学無償化からの拡大を求めている。
与野党協議の現状
与党は、年度内の予算成立を目指しつつ、野党との協議を進めている。小野寺氏は、「野党の皆さんの意見を聴くと『なるほど、こういう考え方があるのか』という気づきもあるし、逆に『さすがに難しい』ということもある。大事な予算なので年度内に早く通したいという与党としての気持ちもあるが、野党との協議でいいものをしっかりつくりたい」と述べ、建設的な議論を通じて、より良い予算案の策定を目指す考えを示した。
一方で、少数与党の石破政権としては、野党の主張を受け入れざるを得ない状況にあり、予算案の年度内成立を危ぶむ声も出ている。