2025-01-31 コメント投稿する ▼
自民党幹部、立憲委員長に異例の抗議 予算委運営巡る対立
自民党幹部、立憲民主党委員長に異例の「抗議」
2025年1月31日、衆議院予算委員会で2025年度予算案の基本的質疑が始まった。自民党の小野寺五典政調会長は冒頭、委員会運営に関して立憲民主党の安住淳委員長に異例の注文を付けた。これは、予算委員会で自民党派閥の裏金問題に関する参考人招致が野党の賛成多数で決議されたことに対する抗議とみられる。
自民党派閥の裏金問題と参考人招致
予算委員会は1月30日、自民党派閥の裏金事件を巡り、旧安倍派の元会計責任者の参考人招致を野党の賛成多数で議決した。予算委で多数決によって参考人招致を決めるのは51年ぶりのことであり、自民党内で大きな波紋を呼んでいる。
小野寺政調会長の「抗議」
小野寺氏は、予算委員会が当初予定より1日遅れで開始されたことに対し、「熟議を掲げる国会だ。一日一日を大切にしなければならない」と述べ、公平な委員会運営を求めた。この発言は、全会一致の原則が破られたことへの抗議と受け取られている。
野党の対応と自民党の反応
立憲民主党などの野党は、自民党派閥の裏金問題の真相究明に向け、安倍派の会計責任者の参考人招致を要求していた。これに対し、自民党は反対の立場を取っており、委員会運営を巡る対立が表面化している。