2025-08-20 コメント投稿する ▼
森山幹事長が鹿児島県連会長を続投 「責任の果たし方」に揺れる自民党と県民の視線
森山氏は7月の参院選結果を受けて一度は辞意を表明し、三反園訓衆院議員を後任とする方針が示されていた。 一方で、別の県議は「結局誰も責任をとらなければ、県民の自民党離れが進むのではないか」と警鐘を鳴らした。 参院選での結果を受けた責任論が不明確なまま、党内での調整に終始したことが、有権者からの不信につながるのではないかという懸念だ。
鹿児島県連会長人事をめぐる動き
自民党本部で20日に開かれた会合で、森山裕幹事長の鹿児島県連会長続投が決まった。森山氏は7月の参院選結果を受けて一度は辞意を表明し、三反園訓衆院議員を後任とする方針が示されていた。しかし、県議団や地域支部から「政治経験が豊富で党勢回復に不可欠」との要望書が出され、続投が固まった。野村哲郎参院議員も選対委員長として続投することが確認された。
県議団の賛否と党勢への懸念
会長続投について、県議団の間では意見が割れている。一部の県議は「党勢回復に向けて体制強化に尽力するのも責任の果たし方の一つ」とし、経験と人脈を持つ森山氏が引き続きリーダーシップを発揮することに期待を寄せた。
一方で、別の県議は「結局誰も責任をとらなければ、県民の自民党離れが進むのではないか」と警鐘を鳴らした。参院選での結果を受けた責任論が不明確なまま、党内での調整に終始したことが、有権者からの不信につながるのではないかという懸念だ。
「党勢回復に尽力するのが責任の果たし方だと思う」
「経験のある森山氏が引き続き会長を務めるのは安心材料」
「結局誰も責任をとらなければ県民の自民離れが進む」
「有権者の目には身内の擁護に映る」
「泥舟連立政権と距離を取らなければ地方組織も沈む」
背景にある参院選の結果
今回の人事の発端となったのは、7月の参院選の結果である。鹿児島県内では自民党に厳しい目が向けられ、党内でも責任の所在が問われていた。その中で森山氏が一度は辞意を示しながらも、支部や県議団の要望で続投となった経緯は「責任回避」と受け止められる可能性がある。
自民党は全国的に支持基盤の揺らぎが見られ、鹿児島においても例外ではない。特に地域ごとの選挙態勢の立て直しと、有権者に対する説明責任が今後の大きな課題となる。
今後の鹿児島自民の行方
森山氏の続投は短期的には組織の安定をもたらすが、中長期的には「責任をどう果たすのか」という疑問を残す。泥舟連立政権の中で地方組織が有権者の不信を払拭できなければ、自民党の地盤であっても票離れは加速しかねない。
鹿児島県連は、経験豊富なベテランの指導力と、新しい政治スタイルを求める有権者の声との間でバランスを取らなければならない局面に立たされている。