2025-07-06 コメント: 2件 ▼
森山幹事長「パンダ要請」だけでいいのか? 副首相来日で中国への懸念なき対話に疑問の声
パンダと牛肉に終始する会談予定 国民の懸念は置き去りか
2025年大阪・関西万博で7月11日に開かれる「中国ナショナルデー」に合わせ、中国の何立峰副首相が来日する方向で最終調整が進んでいる。日中友好議員連盟会長を務める自民党の森山裕幹事長は、大阪で何氏と面会し、ジャイアントパンダの新規貸与や日本産牛肉の輸入再開を要請する見通しだ。
だが、会談の議題に東シナ海での中国による資源開発や、尖閣諸島付近における公船の領海侵犯・挑発行為といった「重大な主権侵害」に関する言及が一切見当たらないことに、多くの国民が不安と不満を抱いている。
「パンダ頼む前に、尖閣への侵入を止めさせろ」
「中国副首相が来日するチャンスに、主権の話をしないなんてありえない」
「パンダ外交より、海を守る方が100倍大事」
「なぜ牛肉とパンダだけで終わらせようとするのか」
「政府の“弱腰外交”にまたも失望」
外交の場で“友好”を演出することが目的化してはならない。中国副首相の来日は極めて重要な外交機会であり、本来であれば東シナ海問題を正面から突きつけるべき局面だ。
東シナ海での資源開発、挑発に沈黙 「友好」の名の下で逃げるな
中国は東シナ海の日中中間線の中国側でガス田の単独開発を進めており、海底構造が日本側とつながっていることから、日本政府はこれまで抗議を重ねてきた。にもかかわらず、実効的な交渉や開発の中止には至っていない。
また、尖閣諸島周辺では中国海警局の船舶が頻繁に領海侵入を繰り返し、日本の漁船を追尾・威嚇する事例も続発している。国民の安全と国家の主権が脅かされているにも関わらず、政府与党幹部がこうした案件に対して「口をつぐむ」姿勢は、到底容認できない。
「万博で副首相と会うなら、まず主権問題を話すべき」
「ガス田も尖閣も、放置してパンダって本末転倒」
「中国の挑発を無視したまま笑顔で握手…国益って何?」
「森山幹事長、日中“友好”だけじゃ国民は守れない」
「そろそろ“遺憾砲”じゃなくて、現実的な対応を」
森山幹事長が「牛肉とパンダ」で強調する外交の限界
会談では、2001年のBSE発生以降、輸出が停止されている日本産牛肉の中国への輸出再開も議題に上る予定だ。また、日本国内では和歌山県のパンダが中国へ返還され、上野動物園の2頭のみとなっていることから、森山氏は改めてパンダの新規貸与を要請するとされる。
だが、「日本の畜産業のための交渉」としては理解できても、そこに“領土・安全保障”の話が含まれないのは外交として片手落ちだ。中国側が“柔らかい要求”にしか応じないのは、そもそも日本側が“強い主張”を避けてきた結果である。
「牛肉やパンダより尖閣を返せと言うべき」
「会談のテーマが優先順位を間違ってる」
「国益を売ってパンダを買ってるようなもの」
「ガス田問題を話題にすらしないなら、それは屈服だ」
「副首相が来日する意味が薄れる」
“友好”の演出では国民の信頼は得られない
大阪万博でのナショナルデーをきっかけに、副首相クラスが来日するのは、中国側としても相応のメッセージを込めた外交イベントであることは間違いない。その舞台を“和やか”なパフォーマンスで終わらせるのではなく、対等な外交として国益を主張する場に変えるべきだ。
森山幹事長をはじめ、与党幹部が「パンダ」や「牛肉」の話に終始しているようでは、国民は政府の外交姿勢に疑念を持ち続けることになる。日中関係の改善を望むのであれば、まずは“言うべきことを言う”姿勢を示すべきではないだろうか。