2025-05-14 コメント: 1件 ▼
日米関税交渉「コメ輸入拡大はない」 自民・森山幹事長が農業団体に明言、JA全中で表明
日米関税交渉「コメ輸入拡大の話はない」 自民・森山幹事長が明言
自民党の森山裕幹事長は14日、全国農業協同組合中央会(JA全中)などが主催する農業関係者の集会で、日米間の関税交渉において「コメの輸入拡大は話題に上っていない」と明確に述べた。政府が米国産コメの輸入拡大を交渉材料として検討しているとの報道を受けた発言だ。
政府内で浮上した「コメ輸入拡大案」
・日米関税交渉で、日本政府は米国からの圧力に対応し、米国産コメの輸入枠拡大を検討しているとの報道があった。
・米国は以前から日本市場での米国産コメの扱いに不満を示しており、特に無関税輸入枠である「ミニマムアクセス米」の拡大を求めてきた。
・日本政府はこの要望を交渉材料とし、自動車関税引き下げや他の貿易分野での譲歩を引き出そうとする狙いがあるとされる。
森山幹事長の発言、農業団体の懸念払拭を図る
・森山幹事長は「政府からは何の相談も受けていない。よってコメの輸入拡大という話はない」と強調。
・集会に参加した農業関係者は、コメ輸入拡大への懸念を示していたが、森山氏の発言で一安心する場面も見られた。
・森山氏は食料自給率向上や農家支援の必要性を改めて強調し、農業団体への配慮を示した。
自民党内での反発と支持基盤を巡る動き
・自民党内には農業分野の利害関係を重視する議員が多く、コメの輸入拡大には強い反発がある。
・特にJA全中をはじめとする農業団体は、コメ輸入拡大が国内農家に打撃を与えると警戒。
・一方で、政府内には農産物市場の開放を交渉材料とし、他分野での成果を狙う動きも根強い。
ネットユーザーの反応
この話題はネット上でも議論を呼んでいる。
「森山幹事長、農家の味方で頼もしい!」
「また米国に押し切られるのか?日本の食を守ってほしい。」
「自動車のためにコメを差し出すなんて本末転倒。」
「食料自給率が低下しているのに、輸入拡大なんて無責任だ。」
「政府は農家の声をもっと聞くべき。」
今後の展望
・日米関税交渉は引き続き難航が予想され、農産物市場の扱いが大きな焦点となる。
・森山幹事長の発言は農業団体への配慮を示しつつ、党内の反発を抑える狙いがあるとみられる。
・今後の政府の対応が、日本の農業保護と貿易交渉のバランスをどう取るかに注目が集まる。