2025-05-20 コメント投稿する ▼
新潟県がタイで果物販売フェアを開催へ 輸出拡大でアジア市場に攻勢
新潟県がタイで販売フェア開催へ 果物の海外展開を本格化
新潟県は、県内で生産された果物の輸出拡大に向けた取り組みの一環として、タイ国内での販売促進フェアを今年度後半に実施する計画を打ち出した。タイの消費者に向けて県産果物の魅力をアピールし、現地市場での認知度と信頼を高める狙いがある。
輸出の足がかりに 販売フェアで認知拡大狙う
この事業では、現地の小売店で期間限定の販売フェアを開催し、ぶどう、桃、梨などの新潟産フルーツを販売する。あわせて、SNSや現地メディアを使ったプロモーションを行うことで、果物の品質や美味しさを広く知ってもらう方針だ。
フェアの開催時期は令和7年(2025年)8月から12月にかけて想定されており、県はこの事業を実施する民間事業者の募集を開始している。事業の見積上限額は180万円。規模としては大きくはないが、継続的な輸出体制の確立に向けた第一歩となりそうだ。
高品質フルーツが武器 タイ市場に活路
新潟県はこれまでもコメや酒などで海外展開を進めてきたが、果物に特化した販売フェアは今回が注目される試みとなる。タイでは日本産フルーツに対する関心が高く、贈答用や富裕層向けの高級食材としての需要もある。今回のフェアを通じて新潟ブランドの認知拡大が期待される。
さらに、日本青果物輸出促進協議会(JAPAN Fruits)などの関係団体もアジア市場への攻勢を強めており、新潟県の取り組みもその流れに乗る形となる。近年は「ハローキティ」といったキャラクターとコラボした海外プロモーションも話題を集めており、県としても柔軟な発信戦略が問われる。
県産青果物に熱視線 ネットでも好反応
新潟県の発表に対し、ネット上では県産品の海外展開を歓迎する声が多く見られる。
「海外でも新潟の果物が評価されるのはうれしい!品質は間違いないから期待できる」
「輸出拡大は農家にとってもプラス。もっとこういう支援を増やしてほしい」
「果物好きなので、現地でも人気になるのが想像つく」
「販売フェア行きたい!タイに住んでるからチャンスかも」
「180万円じゃちょっと少ない気もするけど…うまく活かしてもらいたい」
地道な試みから実を結ぶか
今回のフェアは派手さはないが、現地に根差したPRで着実に県産品のファンを増やすことが狙いだ。販路を確保し、需要を安定させるには、継続的かつ丁寧な発信が欠かせない。新潟県のこの一歩が、県産農産物の未来を切り開く道標となるか注目される。