2025-04-22 コメント: 1件 ▼
橋下徹氏、維新の会に怒りの連投 「くだらん政治グループ」「万博は開催で成功」と一刀両断
橋下徹氏、日本維新の会を痛烈批判
元大阪市長であり、日本維新の会の創設者でもある橋下徹氏が、2025年4月22日、自身のX(旧Twitter)アカウントを通じて、日本維新の会の現状に対する厳しい批判を連投した。特に、大阪・関西万博に関する党内の懸念や、選択的夫婦別姓制度に対する対応について、橋下氏は強い不満を示した。
万博への懸念に対する橋下氏の反応
橋下氏が取り上げたのは、朝日新聞出版のニュースサイト「AERA DIGITAL」が報じた記事で、同記事では日本維新の会の国会議員が大阪・関西万博の採算性や失敗による党への悪影響を懸念していると伝えていた。これに対し、橋下氏は「ほんま維新国会議員はどうしようもないな。万博は開催しただけで成功や」と投稿し、万博の開催自体が成功であると主張した。
さらに、「あの埋立地で他に何ができる?野党国会議員は何も実行したことがないから右往左往や」と述べ、万博開催地の有効活用や野党議員の実行力の欠如を批判した。
選択的夫婦別姓制度への対応に対する批判
同日、橋下氏は朝日新聞が報じた「維新が『旧姓の通称使用』案 選択的夫婦別姓は『大げさな方法』」という記事も取り上げ、「維新もくだらん政治グループになったもんや」と批判した。彼は、「大阪都構想や大阪改革に比べれば選択的夫婦別姓なんて鼻くそくらいのことやのに」と述べ、維新の会が本来目指すべき改革から逸脱していると指摘した。
また、「選択的夫婦別姓にからめて、戸籍を筆頭者インデックスから個人インデックスに変えた上で、徹底したデジタル化・役所改革(住民票係と戸籍係の統合)くらいしないと、維新国会議員の存在意義はない」と述べ、具体的な改革案を提示した。
維新の会の現状と橋下氏の懸念
橋下氏は、「維新国会議員の保守気取り連中では、大阪都構想も大阪改革もでけへんわな。何のために維新に集まったんや?」と述べ、党内の改革志向の低下に懸念を示した。さらに、「維新国会議員のパーパスが不明。改革をやったことのない国会議員たちが中心になってしまってこうなったんか。国会議員になることがパーパスか」と、党の目的意識の欠如を批判した。
彼は、「大阪都構想、大阪改革の思想の中心は『合理性』」と説明し、「保守やリベラルというくだらないイデオロギーに囚われると不合理になるので、それには囚われないという思想で徹底した改革を断行したのに、永田町で飲み食いしていると保守気取りに。くだらん」と述べ、党の原点回帰を訴えた。
- 橋下徹氏が日本維新の会の現状に対し、Xで厳しい批判を展開。
- 大阪・関西万博に対する党内の懸念に対し、「万博は開催しただけで成功」と主張。
- 選択的夫婦別姓制度への対応について、党の改革志向の低下を指摘。
- 維新の会の原点である「合理性」に基づく改革の必要性を強調。