2025-04-13 コメント投稿する ▼
万博開幕に橋下徹氏が喝!“中止論者は政治センスゼロ”と泉房穂氏を名指し批判

このタイミングで注目を集めたのが、元大阪府知事・市長で弁護士の橋下徹氏によるX(旧Twitter)への投稿だ。橋下氏は、万博の開幕を報じた朝日新聞の記事を引用しながら、次のように述べた。
「一時は止めろ止めろの大合唱やった。関係者の皆さんには感謝。万博止めろ!リングは世紀の無駄遣い!と叫んでいた元明石市長の泉房穂氏の政治センスのなさ、国家運営能力、政治家資質の欠如は天下一品やで。」
橋下氏が言及した「リング」は、会場中央に設けられた巨大な木造建築「大屋根リング」のこと。直径約615メートル、周囲は2キロを超えるこの建造物は、世界最大級の木造構造物として注目されている。
ただし、この「リング」を含む会場建設には巨額の予算が投じられてきた。建設費は当初より大幅に膨らみ、最終的には約2,350億円に達したとされる。運営費や関連インフラ整備費も含めれば総額は3,000億円を超える見通しだ。
こうした支出に対して批判を続けてきたのが、元明石市長の泉房穂氏だ。泉氏はSNSなどで「万博は中止すべき」「リングは無駄遣いの象徴だ」と繰り返し主張しており、万博推進派と対立していた。
橋下氏の投稿は、そうした「万博反対派」への強烈なカウンターとなった格好だ。万博の準備が困難を極める中、実現にこぎつけた関係者へのねぎらいを述べる一方で、泉氏らを名指しで批判。「政治センスがない」「国家運営能力に欠ける」と切り捨てた。
一方で、万博会場では開幕初日から課題も見えている。シャトルバスの混雑や、海外パビリオンの一部が開幕に間に合わないといったトラブルも発生。国内では「費用対効果は本当にあるのか」といった疑問の声も依然根強い。
それでも、橋下氏は今回の開幕を「やるべきだった」と評価している。SNS上では賛否両論が飛び交っているが、万博の意義や成果が問われるのは、これからの半年間にかかっている。