2025-02-24 コメント投稿する ▼
橋下徹氏、維新の3県議問題を批判『自分たちの利益のために情報漏洩』
その問題とは、昨年の兵庫県知事選中、維新の3人の県議が斎藤元彦知事の疑惑告発文書を「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表に提供したことだ。この件について、維新の3人の県議—元百条委員会副委員長の岸口実氏、元委員の増山誠氏、県議の白井孝明氏が出席した会見で、事実を認めて謝罪した。
橋下氏は、維新の会の創設者として「このような集団になってしまったことに責任を感じている」と謝罪の意を表明しつつ、「有権者の皆様には申し訳なく思っている」と述べた。
秘密情報の漏洩についても言及した橋下氏は、「大手メディアだって本来は秘密であるべき情報を報じることが多い。捜査情報なども報じられる。報道には公共性があり、情報源を守るべきだが、立花氏が情報源を明かしてしまったため批判されている」と説明した。
しかし、橋下氏は今回の問題の本質を指摘し、「ただルール違反をしたとか、秘密情報を漏らしたということではなく、最も大きな問題は彼らが自分たちの政治的利益のためにこの情報を使ったことだ」と強調した。
この問題は、兵庫県知事選中に偽情報や怪文書が飛び交い、維新の議員がその関与を疑われる事態を引き起こしている。橋下氏は「維新の精神から完全に逸脱している。こんな状況になったら解散すべきだ」と厳しく批判した。
また、立花氏が公開した文書に維新の県議が関与していた疑惑についても触れ、「岸口氏の説明には納得できない点が多い」と語った。
橋下氏の発言により、維新の会の対応に対する不満が強まり、今後の組織運営に対する疑問が一層高まる事態となっている。