2025-05-25 コメント投稿する ▼
参院選徳島・高知選挙区:オール徳島が広田一氏を支援決定、減税と社会保障が主な争点に
オール徳島が広田一氏を正式支援へ
今夏に予定される参議院選挙・徳島・高知選挙区(改選数1)に向けて、市民と野党の連携を進める「オール徳島」は5月25日、徳島市内で開催した第30回懇談会において、無所属で立候補予定の広田一参院議員を全面的に支援することを決定した。この決定は、地域に根ざした政治を目指す市民団体と現職議員との協力体制を強固にするものであり、今後の選挙戦において大きな意味を持つ。
減税と社会保障が争点に
懇談会に出席した広田氏は、ガソリン税や消費税の減税、そして高額療養費制度の改悪凍結など、生活に直結する政策を次々と掲げた。これらの課題について、「野党が一致して主張することで、国会で真正面から議論されるようになった」と語り、今回の選挙は「古い政治に戻るか、暮らしを守る新しい流れを加速させるかの分岐点だ」と訴えた。また、自民党が防衛費のために増税を進めようとしていることを問題視し、「選挙では“減税か増税か”が最大の争点になる」と強調した。
立憲野党勢力の結集を呼びかけ
懇談会には日本共産党徳島県委員会の上村秀明委員長も同席し、連携の意義を確認。さらに市民連合・徳島の佐和正意氏も登壇し、「すべての立憲野党が連帯し、市民が主体となる選挙を実現しよう」と呼びかけ、参加者の支持を集めた。オール徳島の横山良代表呼びかけ人も、「地域から政治を変えるという覚悟を持って闘う」とあいさつし、会場全体が一体となった空気に包まれた。
高知側からも支援の動き
同日には、高知市でも立憲民主党高知県連が広田氏の支援を決定。新たに代表に選出された田所裕介県議は、「無所属でも、志を共にする候補を支える姿勢に変わりはない」とし、選挙区全体での連携強化を明言した。泉健太前代表も出席し、「補欠選挙で勝利をつかんだこの地で、再び希望の灯を掲げたい」と語った。
* 「オール徳島」が参院選に向け広田一議員の支援を正式決定
* 広田氏は減税と社会保障の充実を訴え、「選挙は未来を左右する分岐点」と主張
* 日本共産党や市民連合も広田氏支持を表明、立憲野党の共闘体制が強まる
* 高知県連も支援を表明し、徳島・高知一体での選挙戦が本格化
今回の選挙では、税と社会保障を巡る攻防が大きな争点となりそうだ。市民の声を政策に反映させる姿勢を貫く広田氏に対し、与党側は防衛増税などの現実路線を打ち出しており、有権者の判断が今後の日本政治の方向性を左右することになる。