2025-06-29 コメント: 1件 ▼
黒岩里奈さんが暴行被害 「差別主義者」「ナチス」と罵倒され恐怖体験 SNSの暴言が現実に
黒岩里奈さん、夜道で暴行被害 「言葉が暴力になる瞬間」恐怖と怒りを語る
新党「チームみらい」党首・安野たかひろ氏の妻であり、自身も政治活動を行う黒岩里奈さんが、深夜に見知らぬ男性から暴行を受けていたことが明らかになった。被害届はすでに警察に受理され、ケガも回復に向かっているというが、精神的な傷はなお癒えていない。
事件の詳細は、黒岩さんが自らXに投稿した内容から判明した。投稿によると、夜道で突然男性に呼び止められ、「差別主義者」「ナチス」などの言葉とともに突き飛ばされたという。
どんな理由があろうとも暴力に訴えることは決して許されることではなく、強く抗議します
黒岩さんはまず毅然とした言葉で暴力そのものを非難。そのうえで、自身に向けられた言葉が、夫・安野氏や党関係者へのSNS上での中傷と酷似していた点を冷静に指摘した。
あの夜、私にかけられた『差別主義者』や『ナチス』といった暴言は、私の夫であり新党『チームみらい』の党首・安野たかひろにSNS上で多数投げられていた言葉でもありました
黒岩さんが訴えるのは、「言葉の暴力」が現実の暴力へと転化する危険性だ。安野氏を取り巻くオンラインでの議論には、明らかに批判ではなく攻撃を目的とした投稿も存在しており、その中には個人の来歴を狙った人格攻撃、誤った情報に基づく批判、悪意ある切り取りが繰り返されていたという。
「暴力はよくない」と言いながら、その暴言を日常的に広げていた人たちが、事件後に急に“被害者への配慮”を語ることへの違和感を黒岩さんは隠さない。
「いやいや、さすがにそれは無理があるよ、拡散しといてそりゃないよ」
この率直な一言に、SNSで批判を「正義」とすり替える風潮への怒りと無力感がにじむ。
一方で黒岩さんは、この経験を引きずるだけでなく前を向こうとしている。
「分断を煽らない」ことが「チームみらい」の党是のひとつ。私も犯人探しに時間を使うくらいなら、明日に向けてそろそろ動き出さなきゃなと思っています
言葉による暴力がエスカレートし、実際の危害へと至った今回の事件。選挙戦を前にした政治的緊張感のなか、こうした出来事が発生したことは、表現の自由とヘイト、正当な批判と暴力扇動の境界線を私たちに問い直している。
たくさんの方の励まし、本当にありがとうございました。今回はさすがにショックが大きくて…とても救われました
事件は終わったわけではない。しかし、言葉で人を貶めるのではなく、支えるための言葉を届ける人が多くいたこともまた、事実だった。