2025-05-26 コメント投稿する ▼
新党「チームみらい」、参院選に3候補擁立 子育て・AI・地方創生で次世代政治を牽引
新党「チームみらい」が参院選へ公認候補3人を発表 理念重視で次世代の政治に挑戦
2025年7月の参議院選挙に向け、新党「チームみらい」が5月26日、大阪市内で記者会見を開き、大阪選挙区と全国比例区の公認候補予定者3名を発表した。政治経験よりも理念と専門性を重視した人選で、テクノロジーと共生する日本の未来を見据えた新たな政治のかたちを提示している。
政治経験ではなく「行動力」と「共感力」
チームみらいの安野たかひろ党首は、候補者選びのポイントについて「現場での実績と、チームの価値観に共鳴できるかが重要だった」と語った。知名度や政治経験よりも「何を実現したいか」に重きを置き、候補者は全員が政治に初挑戦となる。安野氏自身も2024年の都知事選への出馬経験があるが、今回の参院選では政策に強いこだわりを持つ3人がその意思を引き継ぐ。
子育てのリアルを政治に届ける 平りさこ氏
大阪府選挙区から立候補予定の平りさこ氏(34)は、3人の子どもを育てる現役ママでありながら、IT企業で広報として働いてきた。子育ての孤独やプレッシャーを実体験したうえで、「親だけが背負う育児から、社会全体で支える子育てへ」の転換を訴える。
導入を目指す政策には、情報の一元化を進める「デジタル母子手帳」や、AIによる個別最適な学習支援、そしてどんな状況の親でも預けられる柔軟な保育プラットフォーム構想が含まれる。平氏は「育児は家庭の問題ではなく社会の課題。現場の声を国政に届けたい」と強調した。
経済再建と民主主義の進化を訴える 高山さとし氏
全国比例で立候補予定の高山さとし氏(38)は、経済学者としての知見とコンサルティング経験を活かし、「強い経済」と「参加型民主主義」を柱に政策を掲げる。AIスタートアップ支援や「デジタル民主主義2030」プロジェクトを推進してきた経験を持ち、「実行力ある政治を根付かせたい」と意欲を見せた。
彼は、「AI技術の理想と現実のギャップを理解しているからこそ、政策にも地に足のついた改革が必要」と語り、産業再生や国際競争力の強化をデジタルの力で支える仕組みを構築するとしている。
テクノロジーで地域の未来を守る 須田えいたろう氏
同じく全国比例で立候補予定の須田えいたろう氏(34)は、都市計画とITを融合させた起業家として、小豆島で自動運転バスの導入に携わるなど、地域課題に根ざした実績を持つ。「人が減っても地域は維持できる」という理念のもと、過疎地の交通・教育・文化インフラを守るためにテクノロジーを活用する政策を展開。
「移動の自由があれば、夢も広がる。政治はその自由を保障するための基盤をつくるべきだ」と須田氏は語り、国が率先して法整備や予算措置を講じる必要性を訴えた。
AIファクトチェッカーも公開、政治の透明化を後押し
会見では、政治分野の誤情報対策として、チームみらいのボランティアが開発したAIファクトチェッカーの稼働開始も発表された。このツールはオープンソースで提供され、他党・他候補者でも自由に利用可能。透明で健全な選挙活動を支える新たなインフラとして注目を集めそうだ。
ネットの反応
「育児経験のある候補が国政に出るのは頼もしい」
「ITと地域再生の融合って現実味あるし期待してる」
「既存政党とは違う本気度を感じる」
「チームで政治を変えるって理想だけど、地道にやってる印象」
「ファクトチェックAIが政党発ってのが新鮮で面白い」
* チームみらいが参院選候補3名を発表(大阪1人、全国比例2人)
* 子育て、AI、地域再生など、それぞれの実績と専門性に基づいた政策を展開
* 政治の透明性向上へ「AIファクトチェッカー」を無料公開