2026-03-19 コメント投稿する ▼
チームみらいが中道改革連合を支持率で逆転、自民は微増で高市人気生かせず
毎日新聞が2026年2月21日、22日に実施した全国世論調査では、各党は政党支持率で明暗が分かれました。自民党は衆院選で圧勝したものの微増にとどまり、立憲民主党と公明党が結成した中道改革連合は大幅に下落しました。一方でチームみらいは上昇し、中道を支持率で逆転しました。
高市内閣との乖離が続く
自民党は衆院選で大勝し、単独で3分の2超の316議席を獲得しました。国会情勢は自民の「1強多弱」となりましたが、自民の支持率は29パーセントで、前回の2026年1月調査から2ポイント増にとどまっています。29パーセントは自民が大敗した前回衆院選の直前に行った2024年10月調査と同じ値です。
前回衆院選後、自民の支持率は低下し、2025年2月には20パーセントを切って10パーセント台が続きました。同年10月に高市早苗内閣が発足すると、支持率は一気に前月比7ポイント増の26パーセントに上昇しました。しかしその後も微増傾向が続いているものの、前回衆院選直前の水準を超えていません。
「高市人気が自民に波及しない」
「内閣支持率60パーセント超なのに党は29パーセントか」
「国民は高市首相を支持しても自民党は支持しないのか」
「これでは次の選挙は戦えない」
「高市さんと自民党は別という見方が定着している」
発足以降、2026年1月を除き60パーセント超の高支持率を続けている高市内閣との乖離は大きく、「高市人気」を自民が生かし切れていない状況が続いています。ただし、自民以外の政党支持率は全てひと桁であり、支持率の面でも「1強多弱」となっています。
連立与党の日本維新の会は、政権入りした2025年10月に前月比4ポイント増の8パーセントになりましたが、その後は下落傾向で2026年1月には4パーセントに落ち込んでいました。今回の調査では2ポイント増の6パーセントになり、下げ止まった形です。
中道は支持率が半減
一方、中道改革連合は大きく下落しました。結成したばかりの1月は、前年12月の立憲民主党の支持率より5ポイント多い12パーセントでしたが、衆院選で惨敗し、今回の調査で支持率は半分以下の5パーセントまで落ち込みました。
中道は2026年2月8日投開票の衆院選で、立憲民主党と公明党の議席を合わせた数を大きく下回る62議席しか獲得できませんでした。立憲出身者の当選は52人中わずか7人で、旧立憲の支持層の多くが中道に投票しなかったことが明らかになっています。
中道に合流していない参院議員のみで構成される立憲民主党は前月と同じ2パーセント、同じく公明党も前月と同じ1パーセントでした。
チームみらいが中道を逆転
これに対し、チームみらいの支持率は前月の3パーセントの倍となる6パーセントに上昇しました。日本維新の会と並んで、自民党、国民民主党の7パーセントに次いで3番目の高さとなり、中道改革連合を上回りました。
チームみらいは衆院選に初めて挑戦し11議席を獲得する躍進を見せました。特に首都圏での支持が厚く、東京ブロックでは中道改革連合に次ぐ第3党となる88万7849票を得ました。無党派層の支持を集めたことが躍進の要因と分析されています。
その他の党は、参政党3パーセント、日本保守党2パーセント、共産党2パーセント、社民党1パーセントでした。「支持政党はない」と答えた無党派層は35パーセントでした。
今回の調査結果は、中道改革連合の結成が期待されたような効果を生まなかったことを改めて示しています。立憲民主党と公明党の支持層を足し合わせれば理論上は強力な野党となるはずでしたが、実際には旧立憲の支持層が離れ、新興勢力のチームみらいにも支持を奪われる結果となりました。