2025-09-05 コメント投稿する ▼
チームみらい・安野貴博党首、自民党と会談 公約実現へ与党協力超える主体性求められる
現在、与党は参院で過半数を割っており、自民党は安定運営のためにチームみらいなどの少数政党との連携を強めている。 安野氏率いるチームみらいは議席数こそ限られるが、デジタル分野での政策力や発信力を武器に存在感を高めている。 チームみらいがデジタル政策を軸にしつつも、減税を含め国民生活の改善に寄与する政策をどう打ち出せるかが、政党としての評価を左右するだろう。
チームみらい・安野貴博党首、自民党と会談 デジタル政策で連携模索
チームみらいの安野貴博党首は5日、自民党の牧島かれん元デジタル相、塩崎彰久副幹事長と国会内で会談した。会談では人工知能(AI)やデジタルトランスフォーメーション(DX)などをめぐって意見交換が行われ、デジタル政策分野での連携を確認した。参院で与党が過半数に満たない現状を踏まえ、自民党は安野氏との接触を増やしており、注目を集めている。
安野氏はデジタル政策を重視し、「日本が遅れを取り戻すためには大胆なDX推進が不可欠だ」と訴えてきた。今回の会談でもその姿勢を示したとされる。牧島氏や塩崎氏は「党派を超えて協力すべき分野」と応じ、一定の歩み寄りが見られた。
「安野氏には利用されるだけでなく、自らの公約を実現してほしい」
「与党の泥舟政権に協力するだけでは存在意義を失う」
「AIやDX推進は期待しているが、国民生活にどう結びつくのか示すべき」
「チームみらいが独自の路線を守れるかが試される」
「減税の声を無視する政権に迎合する姿は見たくない」
参院情勢と自民党の思惑
現在、与党は参院で過半数を割っており、自民党は安定運営のためにチームみらいなどの少数政党との連携を強めている。8月28日には森山裕幹事長が安野氏と会談、9月4日には松山政司参院議員会長が会食するなど、自民党が短期間で繰り返し接触しているのはその表れだ。
安野氏率いるチームみらいは議席数こそ限られるが、デジタル分野での政策力や発信力を武器に存在感を高めている。自民党にとっては数合わせの相手としても魅力的だが、安野氏にとっては与党協力の是非が今後の党運営を左右する大きな判断材料となる。
安野氏に求められる主体性
もっとも重要なのは、安野氏が単なる与党補完勢力にとどまらず、自らの公約実現に向けた主体的な行動を取れるかどうかである。AIやDXを推進することは国の競争力を高めるうえで不可欠だが、それが国民生活や中小企業支援、教育や医療現場の改善といった形で具体的に還元されなければ、有権者からの支持は広がらない。
国民は参院選で「減税」を求める意思を示しており、生活に直結する政策への取り組みが欠かせない。チームみらいがデジタル政策を軸にしつつも、減税を含め国民生活の改善に寄与する政策をどう打ち出せるかが、政党としての評価を左右するだろう。
チームみらいの課題と展望
自民党との接触が増える一方で、安野氏には「与党協力に流されるだけでは存在感を失う」という厳しい目が向けられている。泥舟政権と揶揄される与党に協力することは一時的な影響力拡大にはつながるかもしれないが、国民が求める本質的な変化にはつながらない可能性がある。
チームみらいが掲げる公約を実現し、国民に支持される独自の立ち位置を確立できるかどうか。安野氏の判断と行動は、党の未来を大きく左右することになる。
チームみらい・安野貴博党首に求められる公約実現 与党協力だけでは有権者の期待に応えられない
自民党との連携を模索する中で、安野氏に必要なのは与党の延命策に取り込まれることではなく、チームみらいが掲げた公約をどう実現するかだ。デジタル政策の推進だけでなく、減税を含めた国民生活改善の具体策を示すことこそ、有権者の信頼を得る唯一の道である。