風間ゆたか都議、自民党の金権政治に警鐘「政治の流れを変える時」

都議選を前に風間都議が訴えた「政治の転換点」

2025年5月、東京都議会議員の風間ゆたか氏が都内で行った街頭演説で、自民党の金権体質に対して強い危機感を示し、「今こそ政治の流れを変えるときだ」と呼びかけた。19年前に政治の世界へ飛び込んだ原点を振り返りながら、「これまでの政治のあり方を根本から見直すべき時が来た」との強い意志を明らかにした。

パーティー券と優遇政策の関係に疑問

風間氏は特に政治資金パーティーの構造について問題提起した。企業や団体が多額のパーティー券を購入し、その見返りのように政策が特定の業界に有利に動く。そうした構図は、形式上は合法でも実質的には利益誘導そのものであり、「これが金権政治の典型」と語った。また、「声をあげにくい立場の人々の負担ばかりが増え、行政サービスは削られる」と指摘し、政治が本来守るべき人々を置き去りにしている実態に警鐘を鳴らした。

若者と現役世代へのしわ寄せ

今の政治は、現役世代が重い負担を背負わされ、将来世代にはツケが回される仕組みになっていると風間氏は訴える。税負担や社会保障の不均衡、教育や子育て支援の不足など、将来への投資よりも目先の利害が優先されている現状に対し、「誰のための政治なのか」という根本的な問いかけを行った。

「政治は変えられる」 有権者へのメッセージ

風間氏は、今の政治に対する国民の不信感の高まりを感じているとし、「昨年の衆議院選挙でも感じたが、今回はもっと大きな変化の波が起きる可能性がある」と述べた。「政治は既得権益を守るためのものではない。市民の生活と未来を守るためにある」と訴え、有権者に対し、「無関心でいては何も変わらない。一票が政治を動かす」と呼びかけた。


* 政治活動を始めて19年の節目に、風間都議が政治の転換を強く訴えた。
* 自民党による企業・団体依存の政治資金構造に疑問を呈し、「金権政治」の実態を指摘。
* 行政サービスの削減や税負担増による若年層・現役世代への圧迫に対し警鐘を鳴らす。
* 今回の都議選を「政治全体を変える潮目」とし、幅広い市民の参画を呼びかけた。