大阪市が老朽水道管を緊急調査 冠水事故を受け独自の点検強化へ

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大阪市が老朽水道管を緊急調査 冠水事故を受け独自の点検強化へ

老朽化した水道管の実態に迫る 大阪市が緊急調査を公開


近年、全国各地で水道管の破損による道路冠水や漏水が問題となっている中、大阪市が老朽水道管の緊急点検を強化している。市は6月3日、こうした調査の様子を報道陣に公開し、老朽化が進むインフラの安全確保に向けた取り組みをアピールした。市の担当者は「万が一の事態にもすぐに対応できる体制を整え、市民に安心を届けたい」と強調している。

調査対象を独自に拡大 背景には過去の冠水事故


今回の緊急調査は、京都市で4月に発生した道路冠水をきっかけに国土交通省が自治体に一斉点検を要請したことが背景にある。しかし、大阪市で5月に発生した冠水トラブルを起こした水道管が調査対象外だったことから、市は独自に調査範囲を拡大する判断を下した。

対象となったのは、腐食しやすい土壌に埋設され、かつ敷設から60年近く経過した「ダクタイル鋳鉄管」。市内にはこのような管が約11キロも存在しており、優先的に点検されている。

現場では地道な点検作業 漏水の兆候なし


この日公開された調査現場は、大阪市西淀川区を通る国道2号沿い。市職員がマンホールを開け、内部のバルブ設備の状態を目視で確認し、さらに専用の検知器を使って地中の漏水の有無を丹念に調べた。幸いにも異常は見つからなかったが、点検は今月末まで続けられる予定だ。

全市に張り巡らされた水道管 更新には時間とコスト


大阪市が管理する水道管の総延長は、実に5,200キロを超えるという。北部水道センターの所長は「点検と更新は一朝一夕では終わらない。地道な作業を積み重ねるしかない」と語った。国交省が要請した緊急輸送道路下の鋳鉄管(約45キロ)の点検では、浪速区で軽微な漏水が見つかり、修繕が予定されている。

ネット上ではインフラ老朽化への関心高まる


「水道管の寿命がこんなに長いとは思ってなかった。60年も経ってるなんて驚き」
「水が止まったら生活できない。目立たないけど大事な仕事だと思う」
「インフラにもっと予算を割いてほしい。命に直結する問題」
「大阪市の独自判断は正しい。他の自治体ももっと危機感を持つべき」
「また災害が来た時、水道が止まらないようにしてほしい。点検は本当に重要」


老朽インフラ対策に問われる本気度


老朽化するインフラ問題は水道に限らず、道路、橋梁、下水道など日本中で深刻化している。水道管の破損は日常生活に大きな支障をもたらし、場合によっては人命に関わることもある。大阪市のように積極的に調査範囲を拡大する姿勢は、他自治体の対応に一石を投じた形だ。

市民の安全と安心を守るには、単なる点検にとどまらず、計画的な更新や予算確保といった中長期的な取り組みが求められる。インフラの“見えない老化”にどう立ち向かうかが、今後の都市行政において重要なテーマとなる。

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2025-06-04 10:14:24(植村)

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