2025-05-01 コメント投稿する ▼
立花孝志氏、参院選は比例から兵庫選挙区へ方針転換 NHK党の戦略転換が注目集める
NHK党・立花孝志氏、参院選は比例でなく兵庫選挙区から出馬へ
政治団体「NHKから国民を守る党」(略称:NHK党)の立花孝志党首が、今夏の参議院選挙で比例代表ではなく、兵庫選挙区(改選数3)から立候補する意向を明らかにした。5月1日に自身のYouTube番組で「兵庫県で立候補することに決めました。全国(比例)じゃなくて」と語った。正式な決定は翌日の役員会で行う見通し。
知事選で“応援立候補”経験も
立花氏が兵庫に注目するのは、今回が初めてではない。昨年11月に行われた兵庫県知事選では、現職の斎藤元彦知事の当選を後押しするため、自らが候補者として立候補し、応援演説を展開する「2馬力選挙」戦術をとった。「私が出馬することで、斎藤氏の得票を底上げしたい」と語り、実際の選挙運動でもその姿勢を貫いた。
激戦の予感漂う兵庫選挙区
兵庫選挙区は定数3で、すでに複数の政党や無所属の候補が名乗りを上げており、激戦区になる可能性が高い。これまでに自民党の加田裕之氏、公明党の高橋光男氏、維新の会の吉平敏孝氏、国民民主党の多田ひとみ氏、共産党の金田峰生氏、れいわ新選組の米村明美氏、参政党の藤原誠也氏、そして無所属で元明石市長の泉房穂氏など、立候補予定者はすでに8人を超えている。そこに立花氏が加わることで、ますます注目が集まる構図となった。
立花氏のこれまでの政治活動
元NHK職員の立花氏は、2005年に退職後、「NHKから国民を守る党」を立ち上げた。2015年に千葉県船橋市議に初当選し、その後東京都葛飾区議を経て、2019年に参議院比例区から初当選。ただし同年、埼玉補選への立候補により議員を自動失職するなど、異色の経歴を持つ。
兵庫選挙区がより混戦に
* 立花氏は当初予定していた比例出馬を取りやめ、兵庫選挙区からの立候補に切り替え
* 昨年の兵庫県知事選では“応援立候補”で斎藤知事を支援
* 兵庫選挙区は有力候補がひしめく激戦区となっており、さらに注目度が増す展開に
* NHK党としては、選挙区での勝負に打って出る大胆な戦略を取った形
今後の立花氏の動きとともに、各候補の戦略にも注目が集まる。争点や争いの構図がどう変化するのか、兵庫選挙区はこの夏、全国的な関心を呼ぶことになりそうだ。