2025-04-02 コメント投稿する ▼
N国党首・立花孝志氏襲撃事件:無職男性の政治家への不満と殺意
■ 宮西容疑者の供述と動機
警視庁捜査1課の調べに対し、宮西容疑者は「幼少期から政治家に対する漠然とした不満があった」と供述している。具体的には、東日本大震災に関して「政治は国民を見捨てた」と感じ、新型コロナウイルス禍での東京五輪・パラリンピック開催については「大惨事が起きていたのに開催を強行した」と批判。これらの出来事から、次第に政治家への殺意を抱くようになったという。
■ 立花氏への不満と事件の経緯
立花氏については、2019年の参院選で初当選した際には期待していたが、「国民のために何もしてくれなかった」と不満を抱いていた。さらに、今年1月に自殺したとみられる元兵庫県議の男性について、「亡くなったのは立花氏のせいだという報道を見て殺意が確定的になった」と話している。
■ 宮西容疑者の生い立ちと生活環境
宮西容疑者は、東京都武蔵野市で小中高校時代を過ごし、その後、母親と再婚相手と共に盛岡市内で生活。約5年前からは杉並区久我山のアパートで一人暮らしをしていた。取り調べでは、淡々と動機や経緯を説明しているという。
■ 関連する政治的背景と立花氏の活動
立花氏は、N国党の党首として、NHKのスクランブル放送化を主要政策に掲げている。また、2024年10月には参議院議員を辞職し、同月の埼玉県選出議員補欠選挙への出馬を示唆していた。さらに、同年12月には兵庫県議への名誉毀損容疑で兵庫県警に任意聴取されるなど、政治活動を活発化させている。