2025-03-15 コメント投稿する ▼
尾島紘平氏、ふるさと納税を「愚策」と批判—返礼品競争の過熱に警鐘
東京都議会議員で都民ファーストの会幹事長を務める尾島紘平氏は、3月15日にX(旧Twitter)で、ふるさと納税制度に対して強く批判しました。尾島氏は、同制度を「世紀の愚策」とし、「寄付という建前を使った悪質なビジネスだ」と指摘しました。
また、尾島氏は自身の地元である練馬区を例に挙げ、返礼品競争に参加せず筋を通していることを強調。「悪いのは利用する国民ではなく、矛盾・破綻した制度を放置している国会議員だ」と述べ、現行制度の問題点を明言しました。
ふるさと納税制度は、寄付金の一部を返礼品として受け取れる仕組みが特徴で、2008年に導入されました。しかし、近年では返礼品競争が過熱し、一部自治体では過度な特産品を提供するなど、商業的な側面が強まっています。このため、地方自治体間での競争の不均衡や寄付金の使途が問題視されています。
尾島氏の発言は、ふるさと納税制度の改革を訴えるものであり、今後の議論を呼び起こすと予想されます。政治家や自治体は、制度の適正化に向けた対応を検討する必要があり、ふるさと納税の本来の目的である地域支援に立ち戻るための抜本的な見直しが求められる時期に来ていると言えるでしょう。