2025-05-20 コメント投稿する ▼
東京都、水道基本料金無償化を検討 公明党が小池知事に緊急要望、猛暑と物価高騰に対応
水道基本料金無償化へ 都議会公明党が小池都知事に緊急要望
東京都議会公明党は、物価高騰と猛暑に備え、都内の一般家庭向け水道の基本料金を無償化するよう小池百合子都知事に緊急要望を提出した。これは、電気やガス料金の負担が増す中で、少しでも都民の生活を支えようという取り組みである。
暑さ対策と家計支援の両立を目指す
公明党のうすい浩一都議(足立区選出)は、X(旧Twitter)にて「命を守る暑さ対策」としてこの要望を発信。水道の基本料金を無償化し、都民が安心して水を利用できる環境を整えることで、熱中症リスクを減らし、経済的な負担を軽減しようという考えを強調している。
都議会3会派が賛同、迅速な対応を求める
この要望には、自民党や都民ファーストの会も賛同。3会派連名で提出され、都民の声を背景にした強い要望となった。電気やガス料金が上昇し、エアコンの利用を控える人が増えている現状を踏まえ、水道の基本料金無償化は、熱中症予防にもつながるとされている。
水道料金無償化の対象と予算案
東京都は、この提案を受け、今夏に向けて都内全域の一般家庭、約772万世帯を対象に水道基本料金を無償化する方針を固めた。無償化期間は4カ月を想定し、1カ月あたり860円から1460円の基本料金が無料となる。また、多摩地域の一部や島嶼部も無償化の対象とされ、都全域で支援が行き渡る。
都民生活を支える政策の一環
公明党はこれまでも高校授業料無償化や子育て支援策など、都民の生活支援に注力してきた。今回の水道基本料金無償化も、こうした流れの中に位置づけられる。小池知事は「都としてできることを早急に検討する」とし、具体的な実施方法を調整中だ。
今回の取り組みは、物価高騰や暑さ対策といった現代の課題に対応し、都民が安心して暮らせる環境を目指すものである。今後、補正予算案が6月の都議会で審議される見通しだ。