2025-03-17 コメント投稿する ▼
山本太郎氏、原発避難計画の見直しを要求 石破首相は実効性確保を約束
■山本氏の指摘
山本氏は、政府の原発事故に関する避難計画が実効性に欠けていると厳しく指摘した。特に、自衛隊が出動する際にどの住民をどのように避難させるのかという具体的な段取りが決まっていない点を挙げ、「避難計画が不十分なままであり、見直す必要がある」と訴えた。これに対して、山本氏は「計画が実際に機能しなければ意味がない」と述べ、政府に対して早急な改善を求めた。
■石破首相の回答
これに対して、石破首相は「自衛隊法に基づく原子力災害派遣での対応を進めていく」と答え、計画の実効性を検証していく意向を示した。首相は「法的にも実際のオペレーションでも、避難計画が実効性を持つことは非常に重要だ」と認識していると述べ、政府としてその検証を進める考えを明らかにした。
■山本氏の評価
委員会終了後、山本氏は記者団に対し、石破首相が「避難計画を点検する」と明言したことを評価した。山本氏はこれまでの首相が避難計画の見直しに言及することはなかったため、首相が前向きな姿勢を見せたことを歓迎した。しかし、今後は具体的にどのように計画を改善するのかが重要であると強調し、政府に対して具体的なアクションを期待すると述べた。
■今後の展望
原発事故時の避難計画は、住民の命に直結する重大な問題であり、過去の事故を受けてその重要性が再認識されている。山本氏が指摘するように、実際の運用において機能しない計画では意味がないため、政府は迅速かつ実効性のある改善策を講じる必要がある。住民の不安を解消するためには、具体的な避難手順の整備や、自衛隊との連携強化が求められる。