2025-08-20 コメント投稿する ▼
国民・玉木代表「石破辞めるな」コールに呆れ 野党の矛盾と自民党のダブルスタンダードを批判
玉木代表「石破辞めるな」コールに苦言
国民民主党の玉木雄一郎代表が20日、実業家の岸谷蘭丸氏のYouTubeチャンネルに出演し、他の野党から石破茂総理に対して「辞めるな」という声が上がっている現状について「おかしくない?」「何言ってんだって」と痛烈に批判した。玉木氏は「いろんな意味でヤバい」と強い疑問を呈し、野党内の姿勢の矛盾を指摘した。
番組内で岸谷氏から「与党との連立はないのか」と問われると、玉木氏は「石破さんとはできない」と即答。「178万円の壁にしても、ガソリン減税にしても約束を破られている。契約違反のところとは協力できない」と自民党への不信感を明確にした。
「石破辞めるな」の声に呆れ
玉木代表が特に問題視したのは、参院選で自民党が過半数を割り込んだにもかかわらず、一部野党から「石破辞めるな」という声が出ている点だ。
玉木氏は「選挙で負けて過半数割ってるんだから退陣が普通だろう。それなのに『石破辞めるな』はおかしい」と指摘。さらに「私なんか自民と協議しただけで『すり寄るな』と批判されるのに、選挙結果が出たら『石破辞めるな』って言い出す。他の野党は何を言ってるんだ」と強い不満を語った。
「負けても辞めるなって、野党が言うのおかしすぎる」
「与党に甘すぎる態度に呆れる」
「結局は石破総理の方がマシだって言いたいのか」
「野党としての立場を失っている」
「公約破りを許す姿勢が一番ヤバい」
与党との距離感とダブルスタンダード批判
玉木代表は「石破さんとはできない」と繰り返し、与党との協力を否定した。一方で、野党の一部が「石破辞めるな」と声を上げていることに対し、「選挙の結果を直視せずに総理を守る姿勢は野党の役割を放棄している」と批判した。
国民から見れば、自民党が公約を守らず、参院選で敗北した以上、責任を取るのが筋である。にもかかわらず「辞めるな」と擁護するのはダブルスタンダードであり、国民の政治不信をさらに広げる。世論の支持を理由に給付金を縮小する一方で、世論の強い支持を得ている減税は避け続ける自民党と同様、矛盾した態度に批判が集まっている。
日本政治の転換点
番組の最後で玉木代表は「でも日本の政治は変わり始めましたよ!」と視聴者に語りかけた。自民党への批判と同時に、野党内部の姿勢の歪みを突いた今回の発言は、今後の国会論戦や野党再編の議論にも影響を与える可能性がある。
石破政権が参院選で敗北した以上、責任の取り方が問われている。野党がその責任追及を曖昧にすれば、国民の信頼を失うのは野党自身だ。玉木代表の苦言は、与野党双方への警鐘となった。