2025-08-18 コメント投稿する ▼
国民民主・玉木雄一郎氏「デジタルデトックス」終了直後に政策論 ステーブルコインに期待
玉木雄一郎氏「デジタルデトックス」終了 再始動直後に政策論議へ
国民民主党の玉木雄一郎代表が、わずか4日間の「デジタルデトックス」を終えて再びSNS活動を再開した。18日の投稿では「今日からまたよろしくお願いします」と述べつつ「なかなか書き出せない」と控えめな言葉を綴ったが、わずか31分後には金融庁が検討する円建てデジタル通貨「ステーブルコイン」について長文の政策論を展開した。
玉木氏は「デトックス明けにいきなり長文投稿申し訳ありません」と前置きしながら、ステーブルコイン導入の可能性について「低コストでスマートな送金・決済が可能になる」と歓迎。さらに「貿易や決済、海外旅行など実生活へのインパクトが期待される」と指摘し、日本経済全体に広がる効果を強調した。
「デジタルデトックスしてもすぐ投稿する玉木さん、やっぱり止まれない」
「政策論に戻る速さは好感。政治家はこうあるべき」
「ステーブルコインに期待するのは分かるけど規制が追いつくのか心配」
「休むと言って買い替えたのがタブレットPCなのは笑った」
「SNSで直接政策を語る姿勢は評価できる」
デジタルデトックスと政治家の情報発信
玉木氏は14日からデジタル機器から離れる生活を宣言していた。政治家として常にSNSを活用し、政策を発信してきた玉木氏にとって、これは「自己規律」の一環とみられる。休養中にはタブレットPCを新調し、「ぼちぼち書いていく」と再始動を宣言。国民との接点を途絶させない姿勢は変わらなかった。
デジタルデトックスは一般的に心身のリフレッシュを目的とするが、政治家にとっては「情報発信のバランス」を考える契機ともなり得る。玉木氏は再開初日に政策論へと踏み込み、デジタル時代の政治家らしさを示した形だ。
ステーブルコインの可能性と課題
玉木氏が注目したステーブルコインは、法定通貨と価値を連動させることで価格変動を抑える仕組みを持つ。暗号資産と比べ信頼性が高く、国際的な決済や送金に活用しやすい。玉木氏は「円建て資産の国際利用が促進され、円の信認や国債需要の強化にもつながる可能性がある」と主張し、経済と財政の双方にメリットをもたらすと訴えた。
一方で現行制度には1回あたり100万円の送付制限があり、玉木氏は「ステーブルコインの『100万円の壁』だ。日本はとにかく『壁』だらけ」と批判。制度的な整備が進まなければ本来の効果を発揮できないと警鐘を鳴らした。
国民民主党の政策的立場
国民民主党は従来から「実務型の政策政党」を掲げ、減税やエネルギー政策など現実的な経済施策を強調してきた。今回の玉木氏の発信もその一環であり、デジタル通貨という新領域に積極的に取り組む姿勢を見せた。
玉木氏は「ステーブルコインが日本経済や財政に大きく寄与すると期待している」と述べ、党としても普及に向けた制度整備を後押しする考えを示した。金融技術の進展を経済戦略に取り込むことで「国民の生活に直結する政策」を打ち出す狙いがうかがえる。
4日間のデジタルデトックスを経て再始動した玉木雄一郎氏は、すぐさまデジタル通貨政策に言及し、政治家としての発信力を再び示した。国民民主党が「生活に根ざした政策政党」であることを前面に打ち出す上で、ステーブルコインの議論はその象徴的なテーマになりつつある。
デジタル社会に適応する政治家の姿と、新しい金融技術の可能性。その両面を同時にアピールした玉木氏の再始動は、党の存在感を強める布石にもなり得る。