2025-05-20 コメント投稿する ▼
玉木雄一郎氏が石破首相の「ギリシャ以下」発言を痛烈批判 市場混乱招いたと警鐘
玉木代表、石破首相の発言に痛烈な反論
石破茂首相が国会で「日本の財政はギリシャより悪い」と述べたことを巡り、国民民主党の玉木雄一郎代表が厳しく批判した。この発言は、減税の是非について議論が交わされていた場面で飛び出したもの。玉木氏は「財政問題を軽々に比較すること自体が誤解を招く。市場に悪影響を及ぼす可能性すらある」として、発言の軽率さを問題視した。
「国債市場に不安を招いた」と懸念
玉木代表は記者会見で「首相の発言は、コメを買ったことがないと述べた江藤氏よりも遥かに深刻」と述べた。財政が不安定だと印象づける表現は、国際社会からの信頼を損ないかねないというのが主張の要点だ。また、国債利回りの上昇についても、「首相の不用意な発言が原因では」とする声が市場からも出ている。実際、発言直後の19日には10年債の利回りが小幅ながら上昇し、専門家の中には石破発言が影響したとの見解もある。
「ギリシャと日本は違う」と専門家も指摘
財政問題に詳しいエコノミストらは、石破首相の「ギリシャ以下」発言に一斉に懐疑の目を向けている。共通通貨ユーロに縛られるギリシャと、独自通貨と中央銀行を持つ日本では、財政運営の自由度が大きく異なるからだ。玉木氏もこの点に触れ、「日本は通貨発行権を持ち、自国通貨建ての国債を発行している。安易な比較は誤解を招く」と冷静に分析した。
現実的な財政再建と減税の両立を主張
玉木代表は、石破首相が「減税しても財源は国債頼み」と否定的な見方を示した点についても反論した。国民民主党は、成長と分配を両立させるための減税政策を提案しており、「消費を刺激して経済を回せば、結果的に税収も増える」という前向きな視点を示している。「今こそ現実的な財政再建と経済対策を両立させるリーダーシップが必要だ」と玉木氏は訴えた。
ネットでも「玉木支持」の声
XやFacebookでは、玉木氏の冷静な指摘に賛同する声が相次いだ。
「玉木さんの分析が的確すぎて怖いくらい。首相は何を考えてるのか」
「減税を拒む理由に“ギリシャ”を持ち出すのは雑すぎる」
「この人が財務大臣だったら良かったのに」
「玉木氏の冷静な対応に安心した。首相の発言は火に油だった」
「“ギリシャ以下”は言い過ぎ。玉木さんがバランス取れてる」
今回の騒動で改めて浮き彫りになったのは、経済の舵取りを担うリーダーの発言が持つ重みだ。玉木代表の発信は、経済と財政の両面から現実的かつ理性的な姿勢を貫いており、今後の国会論戦でも注目を集めそうだ。