2025-03-19 コメント投稿する ▼
玉木雄一郎氏、社会保障改革の不透明性と負担増加懸念を指摘
玉木氏は、政府が定めた「改革工程表」以上に何を行うのかが不明瞭であり、改革の具体的な方向性が見えていないと批判しています。また、工程表に記載されていた高額療養費制度の自己負担上限額引き上げが先送りされたことについても問題視しており、これにより、医療費削減目標4兆円への道筋が後退していると指摘しています。玉木氏は、この遅れが結局、社会保険料の負担増加を招くことになり、想定よりも高い負担を国民に強いる結果になると警鐘を鳴らしています。
高額療養費制度は、患者が医療費の上限を超える場合に、その超過分が支給される制度で、年齢や所得に応じた上限額が設定されています。しかし、政府は2025年1月にこの制度を見直し、現役世代を中心に自己負担の上限額を引き上げる方針を打ち出しました。これに対して、玉木氏は、低所得者層を除く多くの人々が負担増に直面し、特に現役世代に大きな影響を与える可能性があることを懸念しています。