千代田区官製談合:公民権停止中の元区議に投票所整理券送付

2025-03-04 コメント投稿する

千代田区官製談合:公民権停止中の元区議に投票所整理券送付

東京都千代田区で2024年に発覚した官製談合事件に関連し、有罪が確定し公民権が停止された元区議(65歳)に対し、区選挙管理委員会が選挙人名簿に情報を記載せず、昨年10月の衆院選と今年2月の区長選の投票所入場整理券を送付していたことが明らかになった。

区は選挙管理委員会への通知を失念しており、元区議には整理券が届いたものの、投票を実施したかどうかは不明だ。

選挙人名簿への記載漏れ


区によると、2023年8月1日に検察庁から元区議の公民権停止が通知されたが、担当者がその情報を区選挙管理委員会に伝えることを失念し、選挙人名簿への記載がされなかった。

このため、公民権が停止されている元区議に関しても、選挙管理委員会は必要な手続きを取らず、昨年の衆院選および今年の区長選において、投票所入場整理券が送られてしまった。

整理券の送付とその後の対応


区選挙管理委員会は今月3日、この選挙人名簿に記載漏れがあったことを公表したが、個人情報保護の観点から、元区議の氏名は明かしていない。

しかし、元区議は4日、東京新聞の取材に対し「区から整理券が届いた」と説明したが、実際に投票したかどうかは確認されていない。

区の対応と問題点


区の対応としては、通知失念という行政のミスが背景にある。

選挙権を持たないはずの元区議が選挙に関わることができたため、公正な選挙の信頼性に疑問を投げかける事態となった。

区選管は、今後同様のミスを防ぐため、情報伝達の徹底を求められることになるだろう。


- 2024年の官製談合事件で有罪が確定し、公民権が停止された元区議に対して、区選挙管理委員会が選挙人名簿に情報を記載せず、昨年10月の衆院選と今年2月の区長選の投票所入場整理券が送付された。
- 区選管は2023年8月1日に検察庁から元区議の公民権停止の連絡を受けたが、通知を失念し、選挙人名簿に記載漏れが発生した。
- 男性は整理券が届いたことを認めたが、実際に投票を行ったかどうかは明らかにしていない。
- 区は今月3日に記載漏れを公表し、個人情報保護のため氏名は伏せられた。
- 今後は同様のミスを防ぐため、情報伝達の徹底が求められる。

コメント投稿する

2025-03-05 10:20:20(藤田)

コメント投稿

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

関連する活動報告

人気のある活動報告

今週アクセス数が多かった活動報告

もっと見る

オススメ書籍

日本の政治を採点する―2007年参議院選の公約検証

日本の政治を採点する―2007年参議院選の公約検証

日本の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題

日本の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題

わが憲法改正案

わが憲法改正案

EBPM[エビデンス(証拠・根拠)に基づく政策立案]とは何か 令和の新たな政策形成

EBPM[エビデンス(証拠・根拠)に基づく政策立案]とは何か 令和の新たな政策形成

樋口高顕

新着記事

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。

X (Twitter)

標準偏差:20.78