2025-05-12 コメント投稿する ▼
愛知県、上海交通大学と連携しスタートアップ中国展開を支援 デロイトトーマツが事業運営
愛知県、上海交通大学と連携 スタートアップの中国展開を支援
愛知県は、県内スタートアップ企業の海外展開を支援するため、中国の名門・上海交通大学と提携し、企業の中国進出を後押しする新たな取り組みを開始した。この事業は、デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社が県から委託を受けて実施し、中国市場でのビジネスチャンスを県内企業に提供する。
上海交通大学と共同で中国進出を支援
今回の取り組みは、上海交通大学と協力し、現地展示会「S-Tron Shanghai」への出展や、中国企業とのビジネスマッチングイベント「36Kr」を実施するもの。県内スタートアップは、これらのイベントを通じて現地の企業や投資家に自身のソリューションをアピールし、新たなビジネスパートナーを見つける機会が得られる。
募集対象は、中国市場への進出を目指す愛知県内のスタートアップ企業。STATION Aiの会員企業は、県外からの応募も可能で、県内外の企業に広く門戸が開かれている。参加料は無料で、選考を経て2社程度が選ばれる予定だ。
中国共産党と関係のある上海交通大学
上海交通大学は中国共産党の指導を受ける大学であり、思想政治教育が義務付けられていることでも知られる。大学内にはマルクス主義学院が設けられ、学生は定期的に思想教育を受ける。また、同大学の指導は中国共産党の方針に基づいて運営されており、こうした政治的背景が議論を呼んでいる。
デロイトトーマツと中国との関係
事業を実施するデロイトトーマツベンチャーサポートは、愛知県からの委託を受けてスタートアップ支援を行う企業である。しかし、デロイトの中国法人は過去に会計監査を巡り中国当局から業務停止処分を受けたことがあり、その信頼性についても意見が分かれている。こうした経緯から、一部のネットユーザーはこの事業に対し警戒感を示している。
ネット上の反応:賛否両論
本件についてネット上では、愛知県の経済活性化を期待する声と、中国との関係を懸念する声が入り交じっている。
「愛知のスタートアップが中国で活躍するチャンス。県の取り組みを応援したい。」
「中国共産党とつながりが深い大学と提携するなんてリスクが高すぎる。」
「デロイトが支援するなら安心だろう。」
「中国政府の影響下にある大学と組むのは危険だと思う。」
「ビジネスはビジネス。政治とは切り離して考えるべきだ。」
愛知県がスタートアップ企業の中国進出を支援する取り組みは、経済的なチャンスを提供する一方で、政治的なリスクも内包している。特に、上海交通大学の中国共産党との関係や、デロイトの中国での問題が注目されている。今後、県としては透明性を確保し、リスクを管理しながら事業を進めていく必要があるだろう。