2025-05-27 コメント投稿する ▼
佐藤正久氏が警鐘 カナダの反日博物館に毅然対応を求めるも外相は及び腰
カナダの「反日博物館」問題に佐藤正久氏が警鐘 外相の及び腰に苦言
カナダ・オンタリオ州で開館した「アジア太平洋平和博物館」を巡り、その展示内容が「反日的」だとして、自民党の佐藤正久参院議員が日本政府に厳しく対応を求めている。佐藤氏は27日の参院外交防衛委員会でこの問題を取り上げ、岩屋毅外相に対して「明確に抗議すべきだ」と迫った。
展示内容に強い懸念 高校生への反日教育も
問題の博物館は、中国系市民団体「ALPHA Education」が主導し、日本の戦時中の行為に関する展示が中心となっている。731部隊や慰安婦問題、南京事件などがクローズアップされ、地元の高校生向けに「教育プログラム」も組まれている点が特に懸念されている。
佐藤氏は「若者に反日感情を刷り込む施設になっている。これは歴史認識の問題を超えて、日本人の尊厳の問題だ」と訴え、放置することのリスクを強調した。
岩屋外相の姿勢に疑問 佐藤氏「毅然と対応を」
岩屋外相はこれまでの国会答弁で「日本の立場はカナダ政府に説明している」としながらも、博物館問題についてはカナダ政府の関係者に直接抗議した実績がないと認めた。
これに対し佐藤氏は、「韓国に対しては外相レベルで主張しているのに、なぜカナダに対しては及び腰なのか」と疑問を呈し、「外交は最初が肝心だ。特に外相が変わったタイミングでは、日本の名誉と立場をはっきりと伝えるべきだ」と求めた。
岩屋氏は「抗議のタイミングや方法は総合的に判断する必要がある」と説明しつつも、具体的な行動の明言は避けた。
日本の国益を守る姿勢が問われる
佐藤氏は最後に、「この委員会を見た国民はがっかりする。外相が動かなければ、日本の尊厳を誰が守るのか」と発言。外交の場で遠慮が先行すれば、国益を損なう恐れがあると訴えた。
同氏の姿勢には、与野党を超えて一定の理解が広がりつつある。現地の展示内容については、日本政府としても事実関係を把握し、必要な是正を求めていく動きが求められている。
ネットの反応:佐藤氏の毅然さに評価の声
「佐藤議員の言う通り。相手の顔色ばかりうかがう外交では国を守れない」
「なぜ外相が直接言わないのか理解できない。弱腰すぎる」
「高校生に偏った歴史を教えるのは深刻な問題。日本の未来にも関わる」
「中国系団体のロビー活動にもっと警戒すべき」
「佐藤さんのように筋を通す政治家がもっと前に出てほしい」
この問題は、単なる歴史観の違いでは済まされない。国際社会で日本の立場が誤って伝わることを防ぐためにも、政府の迅速で明確な対応が求められている。