パンダ外交の行方:公明党が目指す日中関係改善の糸口

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パンダ外交の行方:公明党が目指す日中関係改善の糸口

公明党の山口那津男代表は、12月22日から中国を訪問し、中国政府に対して新たなジャイアントパンダの貸与を要請する意向を示しています。

この背景には、東京電力福島第一原発の処理水放出問題などで冷え込んだ日中関係の改善を図る狙いがあります。

山口代表は12月14日の記者会見で、「『パンダをお借りしたい』と各地から声が上がっている。実現できるようお願いしてまいりたい」と述べ、意欲を示しました。党関係者によれば、事前の交渉で中国側は前向きな姿勢を示しているとのことです。

公明党が「パンダ外交」に積極的な理由の一つは、今回の訪中で具体的な成果を得ることが難しいと見られている点です。中国の習近平国家主席との会談を調整していますが、実現の見通しは立っていません。また、岸田文雄首相が既に米国で習主席と会談していることもあり、伝統的に中国との関係構築に努めてきた公明党として、停滞する日中関係の打開策を模索し、党の存在感を示したい考えです。

ジャイアントパンダは、これまで日中友好の象徴として重要な役割を果たしてきました。1972年の日中国交正常化の際には、上野動物園にカンカンとランランが贈られ、大きな話題となりました。その後も、パンダは中国の「パンダ外交」の一環として、各国との友好関係を深める手段として活用されています。

しかし、パンダの貸与が直ちに日中関係全体の改善につながるかどうかは不透明です。外務省幹部は、「パンダで日中関係の大きな流れは変わることはないかもしれないが、それでも日本のどこかにパンダがやってくることは、1つの変数になる」と述べています。

山口代表の訪中は、日中関係改善の糸口を探る重要な機会となります。パンダ貸与の要請が実現すれば、両国の友好ムードを醸成する一助となる可能性がありますが、根本的な関係改善には引き続き多角的なアプローチが求められるでしょう。

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2024-12-19 12:45:40(植村)

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