2025-07-22 コメント投稿する ▼
奈良県庁でまた不祥事 同僚の腹を蹴った職員とスカート内盗撮未遂の職員に懲戒処分
スカート内を盗撮未遂 県庁内で小型カメラ設置の異常行動
奈良県は7月22日、県庁内で同僚女性のスカート内を盗撮しようとしたとして、41歳の男性主査を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。この職員は4月17日、勤務中に机の下へ小型カメラを設置し、盗撮を試みたとされている。発覚後、性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)の疑いで逮捕され、捜査が進められていた。
県の調査によれば、カメラは意図的に隠された状態で設置され、標的となった女性職員は不審に気づき、上司に相談したことで事態が明るみに出た。県側は「県民の信頼を著しく損なう行為。厳正に処分した」としているが、停職処分にとどめた判断には疑問の声も多い。
「盗撮で逮捕されて停職3カ月って甘すぎないか」
「公務員の処分基準、民間とはあまりにかけ離れてる」
「県庁でこんなことする奴が主査?終わってる」
「被害女性はトラウマだろう。処分軽すぎ」
「懲戒免職が当然。公務員の倫理が地に落ちてる」
県は再発防止に向けた対策を講じるとしているが、具体策や組織的な責任については明言を避けており、批判は続きそうだ。
同僚に道を譲られず激高、腹部を蹴る 62歳主査も懲戒処分
同日、県はもう一人の男性主査(62歳)に対しても懲戒処分を下した。こちらのケースでは、3月25日に職場内の階段ですれ違いざまに道を譲らなかったことに腹を立て、同僚職員の腹部を蹴り上げるという信じがたい行動を取ったとされる。
処分は減給10分の1(2カ月)にとどまったが、問題行動の内容に対して県民からは怒りの声があがっている。
「62歳で腹立てて蹴るって幼稚すぎる」
「階段ですれ違っただけで蹴る?常軌を逸してる」
「人間性に問題ある。なぜ減給で済むのか」
「県庁ってこんな人でも出世できるのか」
「暴行で懲戒免職にしない理由がわからない」
職員は当初、行為を否定していたものの、監視カメラの映像などから行為が明らかになり、最終的に謝罪したという。県は「被害職員に謝罪があったこと、暴行の程度などを総合的に判断した」と説明している。
繰り返される奈良県庁の不祥事 問われるガバナンスと人事管理
奈良県では近年、職員による不祥事が相次いでいる。性的な事件やパワハラ、業務上の不正など多岐にわたり、いずれも軽微な処分で済まされているとの批判が根強い。
今回の2件も、行為の悪質性のわりに処分が軽いとの見方が大勢を占める。特に、県庁内という「県民の信頼の場」で起きたことが重く受け止められており、組織のモラルの崩壊を危惧する声もある。
奈良県は再発防止策として、職員研修や内部通報制度の強化を掲げているが、それが実効性を持つのかは疑問だ。組織としてのガバナンス機能をどう強化するのか、また公務員にふさわしい倫理観と責任感をどう育てるのかが、今後の大きな課題となる。
見せかけの「再発防止」では、県民の信頼は戻らない
今回の処分内容に対する県の説明には終始曖昧さが残り、「被害者への配慮」「社会的制裁」などが処分軽減の理由として挙げられた。しかし、こうした言い訳が県民の理解を得ることは難しい。むしろ、「身内に甘い体質」がまたしても露呈した印象を与えている。
今必要なのは、形ばかりの処分や説明ではなく、組織全体の自浄能力を問う改革だ。公務員の「信頼」は一朝一夕では築けないが、一度失えば取り戻すのは至難である。