2025-03-21 コメント: 1件 ▼
国民民主党・榛葉幹事長、立憲民主党・杉尾秀哉氏の発言に猛反論「印象操作だ」
杉尾秀哉氏の発言内容
杉尾氏は、3月21日に行われた参院予算委員会で、SNSと選挙、政治の関係について質問しました。特に、「クラウドワークス」のようなプラットフォームを利用して、動画作成の依頼や拡散が行われている事例を取り上げました。杉尾氏は、このようなプラットフォームで選挙に関連した情報を拡散することが可能であり、特定の政治的立場を支持するような書き込みの依頼が行われていることに触れました。さらに、国民民主党や参政党が賞賛され、自民党や立憲民主党、財務省が批判される内容の依頼が行われているとして、カネによって偽の世論を作り出すことが可能であると問題視しました。
榛葉幹事長の反論
これに対して榛葉幹事長は、国民民主党が「クラウドワークス」を利用して有利な記事や動画を作成させて流すような行為をしているかのような印象を与える杉尾氏の発言に強く反発しました。榛葉氏は、「そういった質疑は大変遺憾であり、誤解を生む」と述べ、杉尾氏の発言があたかも国民民主党が世論操作を行っているかのように受け取られることを強調しました。
また、榛葉氏は一般論として、報道や表現の自由は絶対に侵されてはならないとし、選挙や政治においてネットの影響はあったとしても、基本的に報道や表現の自由は守られるべきだと強調しました。さらに、杉尾氏の発言が意図的な印象操作であり、国民民主党の努力を否定するものであると批判しました。
メディア論への言及
榛葉氏は、メディアのあり方についても言及しました。特に、報道が常に公正であるべきだと強調し、過去の事件報道の誤りを例に挙げました。1995年の地下鉄サリン事件を引き合いに出し、松本サリン事件では第一通報者が犯人扱いされるなどの誤った報道があったことを指摘しました。榛葉氏は、杉尾氏が元TBS出身でメディアの経験があることを踏まえ、事件報道や政治報道における慎重さを求めました。
立憲民主党への抗議の意向
杉尾氏の発言を受けて、榛葉氏は立憲民主党に対して抗議の意志があるか問われると、「議事録をこれから精査してから、対応したい」と答え、具体的な抗議を行う可能性を示唆しました。立憲民主党の杉尾氏に対する反発は、国民民主党内での論争を引き起こす可能性があり、今後の対応が注目されます。
- 国民民主党の榛葉幹事長が、立憲民主党の杉尾秀哉議員の発言に強く反論。
- 杉尾氏は、「クラウドワークス」を使った世論操作について言及し、国民民主党の関与を示唆。
- 榛葉氏は、そのような印象操作に対し、「誤解を生む発言」として批判し、報道の自由の重要性を強調。
- メディア報道の公正さについても言及し、慎重な態度を求める。
- 立憲民主党への抗議の意向を示し、議事録を精査する姿勢を見せる。