2025-08-23 コメント投稿する ▼
田母神俊雄氏「参政党はまとも、共産党こそ排日主義」田村委員長発言に反論
参政党批判をめぐる与野党の対立
共産党の田村智子委員長が22日の記者会見で、参政党の「日本人ファースト」路線について「極右排外主義」と位置づけた発言が波紋を広げている。田村氏は「排外主義や差別主義には、知性と理性、そして理論と事実で反論していく」と述べ、強い姿勢で対抗する考えを示した。
これに対し、元航空幕僚長の田母神俊雄氏はSNSで「共産党より参政党の方がよほどまともだ。共産党こそ排日主義であることに気が付いていないようだ」と反論。参政党を擁護する立場から共産党を強く批判した。与野党双方の論争は、今後の国会論戦や選挙戦略にも影響を与える可能性がある。
「日本人ファースト」をめぐる論争
参政党は近年、選択的夫婦別姓への反対や伝統的価値観の重視を打ち出し、保守的な層から一定の支持を集めている。特に「日本人ファースト」というスローガンは、移民政策や外国人労働者問題に対する国民の不安を背景に支持を得る一方で、「排外主義的だ」との批判も受けてきた。
田村氏の発言は、こうした参政党の立場を真正面から否定するものであり、共産党が「差別と対峙する政党」という姿勢を強調する狙いが透けて見える。だが、その論調が国民の生活実感に沿うのかどうかについては議論の余地がある。
保守層からの反発
田母神氏の発言は、保守層を中心に共感を呼んでいる。ネット上でも、共産党の姿勢に違和感を覚える声が多く散見された。
「参政党の言っていることは当たり前。国を守るのは当然」
「共産党の方がよほど日本人差別だ」
「日本人ファーストを極右扱いするのは無理がある」
「知性や理性という言葉を使えば正論になるわけではない」
「国民の生活実感からずれた批判は響かない」
こうした声は、共産党の批判が必ずしも国民に支持されていない現実を映し出している。
今後の政治への影響
「日本人ファースト」をめぐる論争は、移民・難民政策や外国人労働者の受け入れ拡大など、日本社会が避けて通れない課題に直結している。国民の間には「移民や難民は日本の法と文化を守るべき」という意識が根強く、ここに寄り添う参政党の主張は一定の支持を得やすい。
一方、共産党のように「排外主義」という言葉で一刀両断する姿勢は、かえって溝を深める危険がある。民主主義における健全な論争のためには、互いの立場を理詰めで議論することが欠かせない。今回の対立は、日本の将来の社会像をめぐる根本的な論点を浮き彫りにしていると言える。