2025-05-13 コメント投稿する ▼
東京都の税金無駄遣いに警鐘 野田佳彦代表、八王子で裏金問題にも言及
東京都の無駄遣いに警鐘 野田代表が八王子で訴え
立憲民主党の野田佳彦代表は5月13日、JR西八王子駅前で朝の街頭活動を行い、都政における税金の無駄遣い問題に警鐘を鳴らした。都議会議員選挙八王子選挙区の候補予定者・細貝悠氏と有田芳生衆院議員も参加し、透明性ある都政の実現を強く訴えた。
税金の使い道に疑問 世界最大の噴水整備費に批判
野田代表は、東京都が一般会計と特別会計を合わせた予算規模が17兆8千億円に達していることを指摘し、この巨額の予算が無駄に使われている現状を批判。特に今年度予算に計上された26億2千万円の「世界最大規模の噴水」整備計画を例に挙げ、「砂漠の国で観光資源として機能するドバイの噴水は理解できるが、東京・お台場に150メートルの噴水を作る意義は全くない」と語った。
「この26億円があれば、物価高に苦しむ人々の支援や格差是正に役立てられるはず」と続け、税金の使い道を再考する必要があると強調した。
裏金問題にもメスを 自民党の金権体質を批判
野田氏はさらに、都議会における自民党の裏金問題に言及。昨年の衆院選で野党が過半数を獲得し国会での議論が活発化したことを踏まえ、「政治と金の問題はまだ終わっていない。都政においても金権・利権の体質が残っている」と述べた。
「都政で与党を担う自民党、公明党、都民ファーストの会が議席を増やしても緊張感は生まれない」と指摘し、立憲民主党やその他の政党が議席を増やすことで都政の透明性を高める必要性を強調した。
細貝悠氏「八王子から都政を変える」
街頭に立った細貝悠氏は、自らの政治経験を振り返りながら「八王子生まれの自分がこの地を良くしていきたい」と決意を語った。
「八王子を出て約10年、国会議員秘書や区議として働いてきたが、心の中には常に故郷の八王子があった」と述べ、八王子市から都政に変革をもたらす意欲を示した。
さらに、東京都の「ブラックボックス化」を批判し、「予算と権限が中央に集中し、自治体には十分な権限が渡らない。八王子にももっと権限を分け、住民の声を反映させるべきだ」と主張した。
有田芳生氏「実質賃金が上がらない現実」
有田芳生衆院議員もマイクを握り、日本の労働生産性が向上しながらも実質賃金が上がらない現状を指摘。「昨年の総選挙で野党が議席を増やし、日本の政治は変わり始めている。生活を良くするために政治を変えていこう」と市民に呼びかけた。