2025-11-04 コメント投稿する ▼
高市早苗新総理「検討多用」で野田代表から厳しい評価 政治改革の具体策示せず
立憲民主党の野田佳彦氏代表は2025年11月4日、高市早苗総理大臣に対する代表質問の初日を終えての記者会見で、「全体として検討するという言葉が多く、極めてあいまいだった」と厳しく批判しました。 政治資金規正法の改正についても回答がない」と具体的な問題点を列挙しました。 2025年の通常国会では政治資金規正法の改正が行われましたが、野党側は不十分として更なる改革を求めています。
野田代表「具体策なく先送りばかり」高市総理答弁に失望感
立憲民主党の野田佳彦氏代表は2025年11月4日、高市早苗総理大臣に対する代表質問の初日を終えての記者会見で、「全体として検討するという言葉が多く、極めてあいまいだった」と厳しく批判しました。女性初の総理として注目される高市氏氏の国会論戦デビューに対し、野党第一党の代表から手厳しい評価が下されました。
野田氏代表は記者団に対し、微妙に答弁をずらしていると指摘した上で「政治とカネの問題にけじめがついたのかと聞いても答えていない。議員定数の削減についても自身の意見がない。政治資金規正法の改正についても回答がない」と具体的な問題点を列挙しました。あらゆるところに明快な答弁がなかったと断じ、高市総理の政治姿勢に疑問を呈しました。
「高市総理の答弁は検討ばかりで具体性がない。これで本当に政治改革できるの?」
「政治とカネの問題、結局うやむやにするつもりなんじゃないか」
「野田さんの追及は的確だった。総理は逃げ腰すぎる」
「企業団体献金の問題、もっと突っ込んで欲しかった」
「クマ対策も遅すぎる。地方の声を聞いているのか疑問」
企業団体献金問題で対立鮮明に
代表質問では、政治とカネの問題が最大の焦点となりました。野田氏代表は企業・団体献金の規制強化を求め、「改革の本丸」として位置づけました。しかし高市総理からは明確な回答が得られず、この問題での与野党の対立が一層鮮明になりました。
企業・団体献金をめぐっては、多くの野党が廃止を主張している一方で、自民党側は容認する姿勢を維持しています。2025年の通常国会では政治資金規正法の改正が行われましたが、野党側は不十分として更なる改革を求めています。国民の政治不信が深刻化する中、企業からの献金が国民のための政治ではなく企業のための政治になる恐れがあるとの批判も強まっています。
立憲民主党は他の野党と連携して、企業・団体献金を禁止する法案の共同提出を検討していると報じられています。野田氏代表は「政治の信頼回復に向けて、避けて通れない課題だ」として、今後も追及を続ける姿勢を示しています。
クマ対策「対応が遅い」と厳しく指摘
また野田氏代表は、先日の山形視察で地元から要望があったクマ対策について「パッケージとしての政策は11月中旬になると高市総理は言っていたが、いろいろな意味で対応が遅い」と厳しく指摘しました。
2025年は全国でクマによる人身被害が相次いでおり、地方自治体からは緊急対策を求める声が高まっています。山形県では9月に68億円規模の補正予算案を策定し、クマ対策の緊急措置に取り組んでいます。しかし政府の対応は後手に回っており、現場からは「スピード感が足りない」との批判が出ています。
高市総理は参院代表質問で「警察官によるライフル銃を使用したクマの駆除について早急に対応する」「狩猟免許を持つ者を公務員として任用するガバメントハンターの確保を進める」と答弁しましたが、具体的な実施時期は示されませんでした。野田氏代表の指摘は、こうした政府の姿勢に対する地方の不満を代弁したものと言えます。
政治改革への取り組み姿勢が問われる局面
今回の代表質問を通じて、高市政権の政治改革に対する姿勢が問われることになりました。野田氏代表が指摘した「検討する」という言葉の多用は、具体的な改革案を示せない政府の現状を象徴しているとの見方もあります。
議員定数削減についても、自民党内では様々な意見があり、高市総理として明確な方針を示すことができていません。政治資金規正法の更なる改正についても、与党内の調整が進んでおらず、野党からは「本気度が疑われる」との声が上がっています。
女性初の総理として歴史的な意義を持つ高市政権ですが、政策面での具体性や実行力が早くも問われる事態となっています。今後の国会審議において、より踏み込んだ答弁や具体的な政策提示が求められることになりそうです。
野田氏代表は記者会見の最後に「野党第一党として、国民の暮らしを守り、自由を守り、平和を守る観点からブレーキ役を果たしていく」と述べ、今後も厳しいチェック機能を発揮していく方針を明らかにしました。高市政権にとって、野党の追及にどう応えていくかが重要な課題となっています。