【岸和田市長選】永野前市長が無所属で再出馬表明、維新は擁立見送り

大阪府岸和田市で30日に告示される市長選挙（4月6日投開票）に、昨年失職した前市長の永野耕平氏（46）が無所属で立候補することを18日、自ら表明した。永野氏は市内で開いた記者会見で、「岸和田の未来をどうするか、市民に提案したい」と述べ、再選を目指す意欲を示した。

永野前市長の失職と再出馬

永野氏は昨年11月に女性問題が報じられ、その後、同12月に市議会から不信任決議を受けて失職。市議会を解散し、新たに選ばれた市議会でも再び不信任決議が出され、2月に失職となった。永野氏は記者会見で、「もう一度選んでいただければ、民意だと受け止めるという市議もいる」と述べ、再度市民のために尽力する意向を語った。

他の候補者の動き

岸和田市長選には、永野氏以外にも候補者が名乗りを上げている。無所属の新人、佐野英利氏（45）が立候補を表明しているほか、政治団体「NHKから国民を守る党」の党首である立花孝志氏（57）も出馬を意向している。

大阪維新の会の対応

永野氏は、前回の市長選で地域政党「大阪維新の会」の公認を受けて当選したが、維新は今回は独自候補を擁立しない方針を決定した。このため、永野氏は無所属で再挑戦することとなる。