2025-02-17 コメント投稿する ▼
岸和田市長、2度目の不信任決議で失職 内容に不快感を示す
岸和田市長、不信任決議に不快感
大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)は、2月17日に市役所で記者団の取材に応じ、2度目の不信任決議を受けて自動的に市長職を失ったことについて、「決議の内容には違うと感じる部分がたくさんある」と、不快感をあらわにしました。
市議会からの再度の不信任決議
この日、市議会(定数24)は永野市長に対する不信任決議を再可決しました。この結果、永野氏は市長を自動的に失職することとなり、市長選は3月下旬か4月上旬に行われる見込みです。
不信任決議の主な内容
不信任決議の理由として、市議会は永野氏が過去に性的な関係を持った女性との訴訟について議会に説明責任を果たさなかったことを挙げています。議員が質問した際に、「秘匿」を繰り返したことが問題視され、「市の混乱を招いた責任は重大であり、血税を使って議会を解散した」と非難されました。
永野市長の反論
永野市長はこれに対し、「女性の了解を得た上でできる限り説明責任を果たす努力をしてきた」と反論し、決議内容に対する不満を表明しました。
市議会の対応と市長選
不信任決議は市議21人の連名で提案されました。また、永野市長の妻である市議の紗代氏(38)は利害関係者となるため、採決には加わりませんでした。2024年11月には、女性との関係を巡る損害賠償訴訟を和解し、500万円の解決金を支払いました。その後、大阪維新の会から離党勧告を受け、離党しています。
市民の反応と今後
市民の中では、「不信任決議には何の意味があるのか」と疑問の声も上がっており、再選された議員の大半が2度目の不信任決議に賛成したことから、市長選の結果にも注目が集まっています。