群馬県民会館が廃止決定、新たな文化拠点整備へ 山本知事「役割終えた」前橋市との協議進行中

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群馬県民会館が廃止決定、新たな文化拠点整備へ 山本知事「役割終えた」前橋市との協議進行中

群馬県民会館の廃止を決定 新たな文化拠点の整備を検討


群馬県は、前橋市日吉町にある県民会館(ベイシア文化ホール)を廃止し、新たな文化拠点を整備する方向で検討を進めると発表した。15日に記者会見を開いた山本一太知事は、「県民会館は長年、多くの県民の文化活動を支える場として親しまれてきたが、建設から50年が経過し、その役割を終えた」と述べた。

廃止理由:利用者減少と多額の改修費


山本知事は廃止の理由として、以下の点を挙げた。

* 県民会館の大ホールの利用者数が、1989年のピーク時から約4分の1に減少していること。
* 施設の老朽化に伴い、維持するための改修費が50億円以上かかると試算されていること。

「県民が利用したくなる施設でなければ、多額の投資を行う意味はない」とし、現施設の維持よりも、新たな文化拠点を整備する方が県民のためになるとの判断を示した。

県民の声と多様な意見


一方で、県民会館の廃止には賛否両論がある。昨年末に実施された県のアンケートでは、「施設は必要だ」と回答した県民が32.4%に上った。さらに、自由記述欄には、「歴史的な建築物として残してほしい」「文化活動の場を維持してほしい」という存続を求める声も多く寄せられた。

一部の建築関係者からは、県民会館の設計者である岡田新一氏の建築的価値を再評価すべきとの意見も上がっており、その歴史的・文化的意義を見直す動きも広がっている。

前橋市との協議と今後の展望


県民会館の存廃問題については、前橋市との協議も続いている。小川晶市長は「県が主導して改修し、維持してほしい」との立場を示しているが、山本知事は「市側にも相応の負担をお願いすることになる」と述べ、県だけでの維持は難しいと強調した。

今後は、県と市の協議を踏まえ、最終的な判断が下される見通しだ。県民に親しまれてきた施設をどう再活用し、文化活動の場を確保するかが大きな焦点となる。


* 群馬県は県民会館を廃止し、新たな文化拠点の整備を検討。
* 廃止理由は利用者数の減少と50億円以上の改修費。
* 県民からは存続を求める声や建築的価値の再評価の動きも。
* 前橋市との協議を通じて、最終的な方向性が決まる見通し。

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2025-05-15 15:39:19(藤田)

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