2025-03-21 コメント投稿する ▼
山本一太知事、石破首相の商品券配布を批判
■ 商品券配布のタイミングに批判
山本知事は、商品券配布のタイミングについて「最悪のタイミングで不適切だった」と語り、首相周辺に影響を与える人間がいなかったことに対して「とても残念だ」と述べました。この発言は、まさに「政治とカネ」の問題が注目を集めている時期に発覚したことに対する疑念を示しています。さらに、山本知事は、自分の国会議員時代を振り返りながら、「単に『首相、けしからん』と言うだけの問題ではない」と語り、過去の政治文化における慣習にも一石を投じました。
■ 自身の議員時代の経験
山本知事は、25年にわたる議員経験の中で、自身もかつて派閥内で洋服の仕立券をもらったり、高級料亭に招待されることがあったと告白しました。当時はそれが普通であり、疑問を感じることもなかったと語っています。しかし、現在ではそのような慣習が批判されるべきものだと感じるようになったとも述べました。山本知事は、政治家としての姿勢が今の時代にそぐわないことを痛感しており、その変化が必要だと考えています。
■ 政治文化の刷新を訴え
また、山本知事は、「時代が変わり、国民の意識も変化する中で、かつて黙認されていたことが今や猛烈な批判を受けるようになった」と指摘しました。そして、「古い政治文化をどう刷新していくか」というテーマについて、今後の課題を提起しました。政治とカネの問題については、個々の事例だけでなく、全体的な改革が求められると強調し、「改善すべき点は多い」と述べました。
■ 石破首相への期待
一方で、山本知事は石破茂首相に対しても評価をしており、地方創生の旗振り役としての役割を期待しています。「地方の時代の流れに群馬も乗っていきたいし、しっかり役割を果たしていただきたい」と語り、首相退陣論には否定的な立場を示しました。山本知事は、首相が今後も地方創生に尽力することを期待しつつも、同時に政治文化の変革が必要であると訴えています。