2025-11-06 コメント投稿する ▼
山本一太知事が前橋市長問題で伊東市式百条委員会による徹底調査要求
山本知事氏は「伊東市のように議会が調査権限を発揮し、詳細を徹底的に調べるべきだ」と提案しました。 前橋市の場合について、山本知事氏は市長のホテル使用が十数回とされることの特定、相談場所としてのふさわしさを調査委員会が現地確認することを要求しました。
群馬県知事が前橋市政の混乱解決策を提言
山本一太氏「伊東市のように議会が徹底調査を」前橋市長ホテル問題で百条委員会設置を要求
群馬県の山本一太知事が2025年11月6日、前橋市の小川晶市長がホテルで市職員と面会した問題について、静岡県伊東市での学歴詐称問題対応を参考にした抜本的解決策を提案しました。市議会9割が辞職を求める状況に対し、議会の調査権限を活用した真相解明が必要と強く指摘しています。
伊東市の事例を参考にした調査手法
山本知事氏は「伊東市のように議会が調査権限を発揮し、詳細を徹底的に調べるべきだ」と提案しました。伊東市では田久保真紀市長の学歴詐称疑惑に対して、市議会が百条委員会を設置し、最終学歴の大学側照会、卒業証書の有無確認、市長証言の詳細な検証を実施しました。
「前橋市長もっと詳しく調べるべきでしょう」
「議会が動かないと市民が納得しない」
「税金でホテル代払ったとかありえない」
「伊東市みたいに百条委員会作って調査して」
「曖昧な説明じゃダメ、事実を全部明らかにして」
山本知事氏は「この種の疑惑が生じた場合、議会は事実関係を積み上げることが極めて重要。国会なら必ず調査特別委員会を立ち上げる」と述べ、地方議会としての責任を果たすよう求めました。
具体的な調査項目を明示
前橋市の場合について、山本知事氏は市長のホテル使用が十数回とされることの特定、相談場所としてのふさわしさを調査委員会が現地確認することを要求しました。さらに「露天風呂併設の施設もあったとされるが、使用実態はあったのか否かなど詰めるべき点は多い」と具体的な調査項目を提示しています。
小川晶市長は2025年9月24日の緊急会見で、市幹部の既婚男性との複数回のホテル利用を認めましたが「男女関係はなかった」と説明しました。しかし山本知事氏は「信用できない」と明言し、一部市民の反発による分断状況に「心を痛めている」と表明しています。
議会の調査権限行使を要求
山本知事氏は「市議会の9割を占める主要会派が市長に辞職して出直し選挙を求め、市長が拒否する状況は市民にとっても不安定だ」と現状を分析しました。その上で「現状はわからない点が多すぎる」として、議会人が権限を行使して真相を究明したうえで、市民に情報を提供するよう求めています。
2025年10月には前橋市議会の7会派が小川市長氏に辞職と出直し選挙を申し入れており、山本知事氏も「出直し選挙をすべきだ」と明言していました。さらに10月24日には自身のブログで「前橋市民の皆さん、33人の市議の筋の通った行動を後押しするため、ぜひ行動を起こしてください」と市民に訴えかけています。
伊東市の教訓を活用した解決策
伊東市では百条委員会による調査の結果、2025年9月に不信任決議が全会一致で可決され、10月31日に田久保市長氏が失職しました。この事例について山本知事氏は、議会が調査特別委員会を通じて科学的なデータ収集と事実関係の積み上げを行った点を評価しています。
前橋市の問題では、小川市長氏が露天風呂付きの客室を選択していた詳細や、公用車使用の有無、災害警報発令日の利用実態など、多くの疑問点が残されています。山本知事氏の提案は、これらの疑問を議会の調査権限により体系的に解明し、市民への説明責任を果たすことを求めたものです。
前橋市議会が百条委員会設置に踏み切るかどうかが、この問題の解決に向けた重要な分岐点となります。山本知事氏の提言は、地方自治体における説明責任のあり方と議会の調査機能の重要性を改めて浮き彫りにしています。