2025-08-05 コメント投稿する ▼
石垣市長選 参政党・神谷宗幣代表が中山義隆氏を支持表明 尖閣防衛理由に
沖縄・石垣市長選 参政党・神谷代表が中山義隆氏を支持表明 尖閣防衛を理由に強調
8月17日投開票の沖縄県石垣市長選で、参政党の神谷宗幣代表が前職の中山義隆氏(58)を支持する立場を明らかにした。5日に公開されたYouTube番組で、中山氏と対談した神谷氏は「首長選挙の応援は代表なのでなかなか行けないが、人的なつながりの中で応援メッセージは送らせていただきたい」と述べ、事実上の支持表明を行った。
尖閣諸島を巡る安全保障への懸念
石垣市は行政区域内に尖閣諸島を抱える。神谷氏は「中山さんが市長だったから(中国を)牽制できていた。変なリベラルな人が市長になると本当に怖い」と発言し、尖閣周辺の安全保障を理由に中山氏の続投を後押しする考えを示した。さらに「ずっと島に通って(中山氏を)バックアップしている」と述べ、これまでの継続的な支援関係をアピールした。
参政党の沖縄での躍進
参政党は7月の参院選で沖縄県内でも得票を伸ばし、石垣市では比例で約3000票、選挙区で約4300票を獲得。この結果は「予想外の躍進」とされ、選挙関係者にも衝撃を与えた。今回の市長選で神谷氏の支持表明は、中山陣営にとって追い風になる可能性がある。
中山氏は「参政党の伸びは素晴らしい。政党としてしっかり育ってほしい」と神谷氏にエールを送り、両者の関係の深さを強調した。二人は20年来の知己であり、神谷氏は中山氏の1期目、2期目の市長選でも応援のため来島。今回も「為書き」を中山氏の事務所に送ったという。
一騎打ちの構図
石垣市長選は、前市議で自衛隊拡大に反対を掲げる砥板芳行氏(55)と、中山氏の事実上の一騎打ちの様相を呈している。中山氏は防衛強化と尖閣防衛の立場を明確にし、砥板氏は外交・交流による安全保障を主張しており、両者の安全保障観の違いが最大の争点となっている。
ネット上の反応
神谷氏の支持表明には賛否両論が寄せられた。
「尖閣の現実を考えれば中山支持は当然」
「神谷さんが関わることで票が動くかもしれない」
「地方選に国政政党の色がつくのはどうかと思う」
「リベラル批判だけではなく政策全体を見たい」
「尖閣防衛は市長選の最大争点だ」
石垣市長選は、防衛政策と地域振興を巡る二つの異なるビジョンが激しくぶつかる選挙戦となりそうだ。